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台風の中心気圧が910hPaで最大風速55m/s、最大瞬間風速は80m/sとものすごい風が吹いています。
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大きい台風は怖い、小さい台風は怖くないと誤解されがちですが、台風の大小と強さや被害は関係ありません。そのことを詳しく説明してくれている記事ですね。これからしばらく台風の動向には注目しておきましょう。
台風14号は、特に発生して急発達したタイミングでは、台風の大きさの分類で廃止された区分である「ごく小さい」に分類されるほどの小ささでした(2000年に、こうした表現は油断を招く恐れがあるとして、大きさや強さが小さい、弱いなどという表現については廃止されました。それまでは中型で並の勢力などと言われていましたが、現在はこうした場合は単に台風と呼ばれます)。
今でこそ大きさは若干大きく表現されていますが、中心付近の積乱雲が活発なところで猛烈な風が吹いており、台風が接近すると急に風が強くなるという、竜巻のようなイメージでとらえたほうが良いかもしれないような状態となっています。天気図でも、台風の中心付近だけに等圧線が多く描かれ、黒く潰れてしまっている様子が分かります(ちなみに、SVG画像で提供されている天気図でデータを確認したら、黒く潰して省略しているわけではなく、ちゃんと中心気圧のところまで等圧線が引かれていました)。等圧線が混んでいるところで風が強いということはよく言われますが、まさに中心付近で特に猛烈な風となっている様子が分かります。
こうした特徴を持った台風は、実は2年前の台風15号(房総半島台風)にもみられ、中心付近の猛烈な風が吹いた場所で特に被害が大きくなったことは記憶に新しいところです。台風にはいろいろと個性があり、小粒でもピリリと辛い奴もいるので、大きさが小さいからと油断してはいけません。
また、この台風は東シナ海を北上して上海付近に達し、その後台風を流す風がなく停滞するような予想となっています。台風自体はそこで多少弱まることが期待できますが、一方で台風の東側にあたる九州付近に湿った空気が入って大雨などの災害をもたらす可能性があります。今後の台風の情報に十分ご注意ください。