5歳以上接種、各国で申請へ=ファイザー製開発の独企業
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申請のニュースは、承認を意味するわけではありません。あくまで臨床試験の中で得られた安全性と有効性が第三者によって評価されて確認されて、はじめて実用化となりますので、このニュースは実用化を保証するものでは全くありません。
しかし、米国では子どもでの感染の広がり、重症者の増加が課題のひとつになっています。入院患者の約3人に1人が重症化して集中治療室に入室していることも報告されています。
小さなお子さんでも、先天的な心臓の病気や肥満など、重症化リスクが特定されてきています。後遺症や合併症への懸念もあります。安全性と有効性が確認されれば、まずは重症化リスクの高い子どもたちからワクチンを広げていくことが重要になるでしょう。SARS-CoV-2だけでなくRSウイルスなどもワクチンがあります。以前から日本ではRSウイルス感染症の予防注射(シナジス)が高額ですが、保険適応で流行期には毎月1回筋肉内投与を行い、RSウイルスに感染したときの重症化を抑える児がいます。様々な基礎疾患のある児には必要になってくると思います。5歳以上の全員に打つ必要性は、子供にとっては重症化しない風邪症候群の中の一つのウイルスですので不要と考えます。