2021/9/11

【速報レビュー】Facebookの「スマートグラス」を試してみた

INDEX
  • ハンズフリーで写真や動画を撮影
  • スマートグラスの「失敗の歴史」
  • 「デザイン」にこだわった理由
  • フェイスブックアプリとの連携が前提
  • 気になる「プライバシー対策」は?
  • 「メタバース」への新たな一歩

ハンズフリーで写真や動画を撮影

先日の土曜日、サンフランシスコのプレシディオ地区を3マイルほどハイキングした後、筆者はゴールデンゲートブリッジを眺める観光客の群れに交じった。
観光客が写真を撮っているのを見て、筆者もそれにならうことにした。
しかし、ポケットからiPhoneを取り出したりはしない。その代わりに、レイバンのサングラスの側面をシャッター音が鳴るまでタップする。後日、筆者はサングラスが撮影した写真を携帯電話にダウンロードした。
フェイスブックが新しく発表したスマートグラス「レイバン・ストーリーズ」で、筆者が撮影したゴールデンゲートブリッジ(Mike Isaac/The New York Times)
この仕組みは、フェイスブックとレイバンのコラボレーションによって実現したもの。実に素早く、簡単に、さりげなく写真や動画を撮ることができる。
木曜日に発表された「レイバン・ストーリーズ」と呼ばれるアイウェア・ラインは、写真や動画を撮影したり、電話に出たり、音楽やポッドキャストを再生したりできるものだ。
いまや筆者は、「テクノロジーおたく」が夢見た未来に、否応なしに引きずり込まれたように感じている。そこでは現実世界と、それを支えるテクノロジーの境目が一切消えてしまったかのようだ。
(Jason Henry/The New York Times)