(ブルームバーグ): ソフトバンクグループが出資するインドのホテルチェーンOYO(オヨ)は、米マイクロソフトと複数年の提携を結んだ。マイクロソフトのクラウドインフラ「アジュール」と人工知能(AI)を活用した新たな旅行関連技術を開発する。

9日の両社の発表によると、業務の中心は中小ホテルなどのデジタル機能の改善となるほか、マイクロソフトはオヨに出資した。マイクロソフトの500万ドル(約5億5000万円)の出資を受け、オヨの評価額は96億ドルと、国内ではバイジューズ(Byju’s)とペイティーエム(Paytm)に次ぐ3位となった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が直撃し、急速にデジタル化が進む世界のホスピタリティー業界でシェア拡大を目指す。

オヨは向こう数週間に新規株式公開(IPO)の書類を提出する準備を進めていると、ブルームバーグ・ニュースは先月報じていた。

原題:Microsoft Teams With SoftBank-Backed Oyo on AI-Driven Hotel Tech(抜粋)

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