[9日 ロイター] - 米フェイスブックは9日、仏エシロールルックスオティカと共同開発した初のスマートグラスを発表した。同社は拡張現実(AR)技術を搭載した新世代眼鏡の開発を目指している。

エシロールの「レイバン」ブランドと提携した「レイバン・ストーリーズ」は、音楽の再生や通話、写真やショートビデオの撮影ができ、アプリを通じてフェイスブックのサービスに共有もできる。価格は299ドルから。

フェイスブックは仮想現実(VR)やARにも多額の投資を行っており、VRヘッドセットのオキュラスなどの開発のほか、AR眼鏡をサポートするリストバンド技術に取り組んでいる。

ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はこの日、フェイスブックページに投稿した動画で、「われわれは長らく、眼鏡が次のコンピュータープラットフォーム構築で重要な役割を果たすと信じてきた」と述べた。

利用者データの扱いで批判される同社だが、スマートグラスの購入者が使用するメディアに本人の同意なくアクセスしないと説明。また、撮影され、アプリに保存された写真や動画の内容を広告配信に利用することもないとしている。