新着Pick
7Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
先日別の義手の記事にコメントしたので,それを参照しながら.今回の義手のポイントは以下の3,4ですかね.切断面に残された神経線維にアクセスして,手を動かす信号をピックアップし,感覚神経にフィードバックして触覚を伝える,ということのようです.

神経は指先から脊髄まで一本で繋がっているので,指先に刺激があった場合と,その神経をどこか途中で刺激して発火した場合とを見分けられません.(肘をぶつけて指先がしびれるファニーボーンなんかは,神経が浅いところを通っている肘にフィジカルに刺激が加わることで,指先がしびれた感じになります)
腕を切断してしまったような場合でも,切断面までは神経が届いているので,そこに適切に刺激を与えれば感覚があるように騙せるという原理です.ただ,切断面での神経束内で,空間的な対応関係は人それぞれだと思いますので,適切な調整,あるいは人の方での訓練が必要になるところかと思います.

======
義肢に感覚をもたせて人にフィードバックするタイプのもの,要素技術としてはかなりいろいろなものが含まれます.

1つ目は義肢のアクチュエータで,今回はここを空気圧を利用したものにすることで,軽く柔軟に実現したとのこと.
2つ目はセンサです.どのようなセンサでどのような物理変形を計測するのか.他の記事も見てみましたが,そこについてはあまり触れられていませんでした.指先の接触の有無を一点で測るのか,それとも分布として計測するのか,そのあたりもいろいろと提案されています.
3つ目はフィードバック装置で,これも,上腕あたりで神経線維に直接アクセスしてフィードバックする方法もあれば,他の身体部位,例えば背中など普段触覚をあまり利用していない部位に振動等でフィードバックして,指先上の刺激のパターンをリマッピングする,というようなやり方もあります.
4つ目は運動をどのように伝えるかです.今回は筋電をとっているようですが,他の身体部位の動きで制御したり,あるいは脳波などで直接というパターンもあります.
=======