主流派経済学の金融政策、有効性に疑問符=白川前日銀総裁
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色々と的外れかつポジショントークも見えますが。
白川さんは金融政策がすべきこと、できることを改めて問いかけているに過ぎないのではないでしょうか。
やれ博士号が無いと言ってみたり、今度は実務経験が無いと言ってみたり、挙句、彼らほど海外と渡り歩いている人材がいないのに、非主流などと言う言葉を当てたりする。
緩和教条主義者は、物価目標2%が正しいと言う。何故かと尋ねれば、それが欧米では常識だからという。その理論的背景を尋ねれば、教科書を読めと言ってその教科書を明示せず、挙げる場合でも教科書とは言えない稚拙なエッセイを挙げてくる。
論文を読めという権威主義者ほど、きちんとしたジャーナルに掲載された、ないしは質が高い論文を正しく読めていない。そんなもんです。“大胆な緊急緩和”を掲げて日銀を攻撃する新政権に見切りをつけられたのか、「市場の期待に働きかける政策に危うさを感じる」とのメッセージを残して任期を待たず退任された白川氏。
【2013年3月の記事】
https://jp.reuters.com/article/t9n0be031-shirakawa-idJPTYE92I05A20130319
非伝統的金融政策と呼ばれる政策の行き過ぎに疑問を感じていた私は同感するところが多かったのですが、日銀のバランスシートをGDPの135%という極端な水準(比較:FRB40%、ECB50%)に拡大しながら未だにインフレ目標を達成できず、ベースマネーを増やしても無駄な準備預金が増えるばかりでマネーストックの増加もままならず、金融政策正常化の動きに世界の主要中銀でただ一人取り残される日銀の姿を見ていると、白川元総裁の警句は当たっていたように感じます。
ただ一度お目に掛かってお話したことがあるだけですが、本当に真面目で真摯なお人柄。自分が言った通りになっただろう、とはおっしゃり難いでしょうけれど、市場の期待に働きかける政策の危うさを改めて仰っているんじゃないのかな・・・ (・・