フィリピン大統領、副大統領候補に 2022年選挙
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<考察>
ドゥテルテ大統領は学生時代に刺殺や銃撃事件を起こしており、大統領に就任してからは「全員を殺しきれない」ほどの人を殺害している。
そもそも、何故このようなフィリピンのトランプと揶揄された人物が大統領に就任できたのだろうか。その理由は、フィリピンで最も治安が悪いダバオを自警団により一掃し、フィリピンで最も安全な街へ変革をしたからである。
2016年の大統領選では「大統領になっても犯罪者は法の範囲内で殺害する」と公言しており、国民が如何に治安に恐れていたのかが窺える。2020年は人口10万人当たり殺人発生件数は6.46であり、中米に劣らない殺人発生件数である。これでも、ドゥテルテ大統領就任後は3年連続で犯罪発生件数は減少している。
フィリピン人の友人から街で親戚が金銭目的で射殺されたというショッキングな話を聞いたことがあるが、こういう話を聞いたからか私にとって治安解消は他人事ではない。犯罪者の殺害以外にも治安解消の手段が検討されたのか定かではないが、独裁体制は民意が反映しづらくなってしまい、国民の民意が選挙に反映されるよう望む。
<大統領の歴史>
・1965年にマルコスが大統領に就任
- 事実上の独裁であり拷問や投獄、国家財産の私物化、イメルダ婦人の高価な買い物
- 憲法では三選が禁止されていたが戒厳令により新憲法を制定
- 20年の間に再選を重ね最終的にはマルコス夫妻はアメリカに亡命
→ 事実上の独裁であるマルコス大統領は戒厳令により大統領を強引に続行
・1986年にアキノが大統領に就任
- マルコスの非民主性を批判したアキノ(妻)は1971年に逮捕
- 1983年にアメリカでの心臓治療を終え帰国したアキノ(夫)が射殺された
- アキノ(妻)の着任により民主化への道へ
→ 夫が射殺されたことにより民主化への流れが加速
・2016年よりドゥテルテが大統領に就任
- 10代の頃は喧嘩により度々刑務所に出入り、16歳には喧嘩で人を刺殺
- 大学時代は同級生を廊下で銃撃する事件を起こす
- 麻薬撲滅のため就任から半年後には死者が6182人に達した、「全員を殺しきれない」と発言
- 「米国とはサヨナラだ」 「ワクチン接種を受けるか投獄されるかを選ぶことになる」などと発言
→ マルコス大統領の戒厳令を彷彿とさせる大統領続行思想