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340億円の調達に加えて、カーライルというのもスタートアップには新たな一歩。2005-2018年の証券会社の私には、カーライルといえば、レガシーな会社のバイアウトのイメージが強いですが、PEファンドもグロース案件を日本でも活発化してますね。PEファンド案件で、グロース株のIPOバリュエーションに関して投資銀行がどのようなプライスディスカバリーを追求していくのか気になります。
この記事で刺さったポイントは2つ。
スパイバーの人工タンパク質素材、ブリューイドプロテインに対する可能性や期待の大きさという点と、SupremeやMONCLERのイグジットを成功させ、今回も投資・グローバルでの成長支援・サステナビリティといった面で重要な役割を果たすであろうカーライルの存在--。
三桁億の調達は素晴らしい。
同社の出資でどこまで世界展開を加速できるか、期待したい。

現在の事業状況を具に把握してはいないが、素材のデジタル対応などどこまで可能かも気になるところである。
【事業証券化 (WBS / Whole Business Securitization)】

ソフトバンクがボーダフォンを買収した時と同じスキームですかね。

リース債権やオートローン、不動産ローン等の金銭債権を多数集めて、そこから発生するCFを裏付けとして発行された証券をABS(Asset Backed Securities 資産担保証券)といい、ある特定の事業が生み出す将来のCFを裏付けとして証券を発行することを事業証券化,WBS(Whole Business Securitization)といいます。

特別目的事業体(SPE Special Purpose Entity)が発行する社債、ローンに投資を行ないSPEは調達資金を事業運営者に担保付ローンとして貸し付け、その元利金返済には事業運営者が行なう特定の事業のCFが充当されるものです。
すごい金額ですね。
しばらく前にはなりますが、VCの人が「スパイバーはポテンシャルはすごいと思うけど、いつまでも黒字化しないし、膨大な資金が必要なのに上場もしない(できない?)ので、どう評価していいやら。。。」とちょっとボヤいていましたが、いよいよでしょうか。

それにしても、VCではなくPEが本丸のカーライルが投資したというのがすごい。投資資金の一部をベンチャー?グロース?に振り向けるという方針があってのことと思いますが、下記の部分を拝読し、「そうだろうなあ(案件を通すのにビビるだろうな)・・・」と感じました。むしろ投資委員たちが最初から高評価をしたというのもすごい。

企業に対する評価軸がかなり違うと思うんですよね。カーライルの「懐の深さ」でしょうか。

(記事より引用)
日本でははじめての非バイアウト型のマイノリティグロース投資ということもあって、投資委員会でどう説明しようか迷ったものの、第一声は“素晴らしい!”と、かなりの高評価だった。
ものづくりニッポンが世界に挑戦するために皆の期待を一心に背負っている感もありますね。私自身も、スパイバーが「世界の注目素材」となることを期待しております。
PEがグロース投資に本格参入ですね。PEにいた2015年当時、某スタートアップの出資案件を社内で上げたら苦笑されたのを思い出します。。。ラクスルっていう会社だったんですけれどね。赤字やマイノリティは検討できない、がルールでした。日本もいよいよ変わる時ですね。
出資している企業の株価も跳ね上がったこともある注目企業。既に株主構造がかなり分散化されてしまっていたので、経営やファイナンスの今後など少し気になっていました。上場の道筋が見えつつあるのですね!
構造タンパク質素材を開発するSpiberが344億円を調達

①カーライル、クールジャパン機構などから第三者割当増資により244億円調達
②事業価値証券化スキームにより100億円調達
調達後評価額は約1330億円

Spiberプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000021214.html

経営陣の覚悟とアクセルの踏み方が半端ないですね

事業価値証券化スキームについては、
昨年、Spiberが同スキームで資金調達した際にスキームの図解、メリット・デメリットを解説しています。ぜひご参照ください。
https://initial.inc/articles/briefing15

素材開発でわかりにくいため、Spiberが未だにクモ糸やっていると思っている方もいらっしゃるかもしれないけど、実は結構前にやめている。そこから人工タンパク質までの道のりはWiredさんのこの記事が素晴らしく良いのでぜひ!
沈黙の4年間とブリュードプロテイン:ゴールドウインとSpiberが成し遂げた「素材革命」の軌跡:https://wired.jp/2019/12/12/goldwin-spiber-ws/
売上2億円で株式評価1,300億円。カーライルの投資回収シナリオ、気になる!

「所有する技術、それらに付随する特許、さらには将来の市場規模まで、スパイバーの企業価値については徹底的に分析した。現在の生産技術やタイの原料プラントの進捗、米国プラントの規模、水面下で進んでいる世界規模でのブランドやアパレル企業との共同開発の状況などから見て、数年内の収益化はかなり有望だと分析している。」