自分の意志で制御し触覚も得られる神経義肢、MITと上海交通大学が開発
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アバターではないオンラインでの五感拡張の要素技術の一つ。こういう研究は競争も厳しく先行投資も必要なのでできるところが限られてきてて寡占が進む印象。なんというか、規模に関わらず自分たちで技術勝負する前に、メガファームが開発した技術を使う前提になってきてるのはそれはそれでまずい気がしないでもない...
注目のコメント
このタイプの義肢に感覚をもたせて人にフィードバックするタイプのもの,要素技術としてはかなりいろいろなものが含まれます.
1つ目は義肢のアクチュエータで,今回はここを空気圧を利用したものにすることで,軽く柔軟に実現したとのこと.
2つ目はセンサです.どのようなセンサでどのような物理変形を計測するのか.他の記事も見てみましたが,そこについてはあまり触れられていませんでした.指先の接触の有無を一点で測るのか,それとも分布として計測するのか,そのあたりもいろいろと提案されています.
3つ目はフィードバック装置で,これも,上腕あたりで神経線維に直接アクセスしてフィードバックする方法もあれば,他の身体部位,例えば背中など普段触覚をあまり利用していない部位に振動等でフィードバックして,指先上の刺激のパターンをリマッピングする,というようなやり方もあります.
4つ目は運動をどのように伝えるかです.今回は筋電をとっているようですが,他の身体部位の動きで制御したり,あるいは脳波などで直接というパターンもあります.
今回一番重要そうなのは,柔らかくて安価にできるというあたりでしょうか.EcoFlexは触覚フィードバックシステムを搭載し、人間の手と同じように触覚を持たせることができる。四肢切断者はEcoFlexを着用することで、ファスナーを閉める、ジュースを注ぐといった日常の動作を行うことができる。