日本のコロナ対策は何が失敗だったのか?
日経ビジネス
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筆者の西村です。
デルタ株の流入により7月末以降多くの新規感染者が発生した中国ですが、強力な撲滅作戦を素早く展開したことで、すでに収束へと向かっています。
一方、日本では国民の「コロナ疲れ」を指摘する声が聞かれるようになる中において、全国知事会がロックダウン並みのさらに強い規制を可能とする法整備などを政府に求めました。
個人的には、ロックダウンの前にまずやるべきことは水際対策の強化だと考えます。バケツの中の水を一生懸命ろ過してきれいにしても、汚水を外から垂れ流されては、いつまでたっても汚れたままです。
注目のコメント
経済評論家、政治評論家、社会学者、哲学者、思想家、実業・起業家らのインフルエンサーが、コロナ禍ではほとんど役に立たなかった、どころか、足を引っ張っていたように、個人的には感じています。
これまた個人的な印象ですが、最終的に信頼できたのは、しっかりとした専門家(微妙な人もいるのでややこしい…)だと感じています。
この感想も、その人が見る風景によっては違ってくるでしょうが。中国のやり方がいいとは思いませんが、日本のユルユルな規制には辟易しますね。個人の自由は守るべきもの。しかし、有事において公共の福祉を害してまで守る必要がどこまであるのか?
「ここから先は私権制限する」というラインを有事には明確に引いて、徹底的に管理するメリハリは必要でしょうね。
原発事故や今回の感染症蔓延を経て、日本の法制度は有事に徹底的に弱いということが明らかになったわけで、この辺りは真剣に改革して欲しい。
ところで、久しぶりに『失敗の本質』を引っ張り出して読み直していますが、味わい深いですね。いやぁ名著。