【入戸野真弓】人とお金を“地域で循環”。デジタル地銀の挑戦
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地場インフラ企業×地方金融機関×SBIによるジョイントベンチャーの取り組みについて、代表の入戸野さんに聞きました。ご自身が2018年に福岡に転じたのをきっかけに、地域のコミュニティ内から新しい挑戦が生まれたというストーリーは、まさに“越境と共創”のモデルのひとつです。
「地域の活力が失われた今、融資が厳しい現状は確かにあります。事業承継がうまくいかず、地元企業の数そのものも減っていっている。それでも地銀は、地域から絶対に逃げられないんです。」
この言葉は重いと感じました。電子地域通貨プラットフォームの理想形が実現されているように思えます。既に九州の12の地域で展開されているとのことで、今後ますます参加する地域が増えれば地域間の横連携の形も見えてくるのではないでしょうか。
地域通貨性を担保するためにはBtoBでの転々流通が必要と考えていますが、この点どう取り組まれるのかとても注目しています。地域通貨ブームというのは過去に2回あって、今が3回目となります。日本でも世界でも、政府発行通貨の流動性や貯蓄機能を上回る利便性を提供できる地域通貨が出現していない現状にあります。そのような中で頑張っているのが、飛騨のサルボボコインと神奈川県藤野町のアナログベースの地域通貨です。
重要なことは、地域通貨が地域コミュニティ=ソーシャルキャピタルを作るのではなく、コミュニティができているところに地域通貨を乗っけられるということです。成功を期待します。