娘に読み聞かせをして気付いた「普通の歴史漫画に女性が極端に少ない」こと
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これはすごくわかりますね。子どもの頃「中国の歴史」の漫画を読んで、登場する則天武后や西太后の描かれ方が「私利私欲にまみれた極悪おばさん」以外の描き方しかなく、「なんで女の偉い人は悪い人ばっかりなんだろ」と思った覚えがあります。
一方、日本の歴史の女性も影が薄い。歴史の授業にはせいぜい平安時代の女流作家くらいしか登場しません。10代で漫画「天上の虹」を読むまで、持統天皇がこんなに凄い女性だったなんて知りませんでした。春日局も篤姫も歴史の授業には登場せず、ドラマでようやく存在を知ったという感じ。
昔は女性の偉人伝は「ヘレン・ケラー」「キュリー夫人」「ナイチンゲール」しかありませんでしたが、最近はもう少しバラエティ豊かになってきました。男性目線の「嫉妬深く私利私欲にまみれ、残虐非道な女性権力者」ではなく、女性目線で描かれた歴史上の女性の生き方をもっと知りたいですよね。現状では小説やドラマがその役割を担っていますが、子ども時代からアクセスできる媒体で増えてほしいと思います。
