イベント参加者2人の感染確認 愛知、無料検査で判明
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何の参考にもならない情報です。
単純に割り算をして感染率を考えるのは、母集団の比較ができていないので統計的に全く意味を為しません。
8000人参加し、うち1000人以下と12%程度の検査率であり、更に検査を受けるかは任意である時点で、これが8000人全体をサンプリングできると考えるのは無理があります。
また、これだけ話題になったフェスですから、有症状者は行動歴を申告せずに他のPCR検査を受けたり、もしくは受けていないという可能性があります。この点においてこの958人は「自分が念の為感染していないか、無症状だが確認したくてやった人々」が多いというバイアスがかかっている可能性が高く、この点でも母集団の8000人を代表できている可能性は低いでしょう。
現に愛知県の感染者数は、全国的にピークアウトしている現在も増加基調であり、これを本イベントが原因と言うのも短絡的でありますが、動向は注視する必要があります。
少なくとも「このようなイベントが野外で開催されるのは問題なかった」という論拠には全くならない数値です。注目すべき数字は、2人/8,000人(=参加者からの陽性者発生率)や2人/958人(=PCR検査の陽性率)ではなく、958人/8,000人(=PCR検査の実施率)ではないでしょうか。
こんな社会から批判されるイベントに無責任に参加しておいて、無料であるにもかかわらず検査を受ける責任も感じないという人が90%近いということです。
思い当たることがある人は検査に応じないでしょうし、参加者向けの検査以前に他の検査で陽性になっていたらここには含まれないですから、「2人」という数字に惑わされるのは、多いと言うにせよ、少ないと言うにせよ、あまり賢くないかなと思います。
こんな状況ですので、検査費用は主催者に請求すべきでしょう。