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タリバンは4日アムルッラー・サーレハ元第一副大統領とアハマド・マスード司令官率いるアフガニスタン民族抵抗戦線(NRF)の拠点パンジシール渓谷に攻勢をかけ、パンジシール州の州都バザラックを陥落させました。
この戦闘でNRFのファフィム・ダシュティ報道官、故マスード将軍の甥であるウォドドアド将軍など軍幹部も戦死した模様です。
パンジシール渓谷の谷間の部分はほぼ制圧したと見られます。
またこの攻勢に際し、パキスタン軍の中国製ドローン彩虹4による空爆が行われたとの未確認情報もあります。

パンジシール渓谷は3000メートル以上の山々が連なるヒンドゥークシュ山脈の麓にあり、かつてソ連軍は9度も攻撃しながらこの地の制圧に失敗しました。
また20年前のタリバン政権時代ででも制圧されたことのない天険の要害で、低地部を制圧しても、敵に山岳地帯に逃げられてしまえばこれを補足することは困難で、維持し続けることが難しい場所として知られてきました。

その為タリバンはいきなり力攻めをするのではなく、周囲を包囲して補給を立った後、交渉でNRFを屈服させようとしましたが失敗。
今回の攻勢で低地部を制圧した後、再び地元の部族長などを通じて降伏を勧告しているようです。
タリバンのやり方は、軍事的な圧力をかけつつも、まずイスラム法学者を通じて降伏を勧めるというもので、アフガニスタンの諸民族は宗派は違えど敬虔なイスラム教徒であることが多く、今までも戦わずして降伏するケースが多く見られました。

パンジシール渓谷は難攻不落の要害とはいえ、NRF側は完全に孤立し補給もないため、抵抗を続けるにも限界があります。
イスラム法学者を通じた降伏交渉が成立するのも時間の問題だろうと思われます。