「ペット」業界がコロナ後も強いと言えるワケ
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年々お客様から「ペットも一緒に船に乗れますか?」や「ペットも一緒に宿泊できますか?」と尋ねられる機会が増えています。動物アレルギーのお客様もいらっしゃるので難しい問題ではありますが、ペットは大切な家族の一員だと実感しています。
注目のコメント
中国のペット市場も注目度が高まっています。2019年のUSD472億から、2023年にはUSD730億へと拡大するとの予想が出ています。また、アントフィナンシャルによるペット保険についての成長を注目するコメントが掲載されています。
背景としては単身世帯の増加(9200万人)、高齢化などが指摘されています。また、記事は触れられていませんが、そもそも論として中国全体が豊かになっていることが中長期的なベースに存在するでしょう。
https://www.scmp.com/business/companies/article/3141507/china-continent-insurance-expands-animal-coverage-amid-booming
個人的には、日本では生体販売について適切な規制の導入が必要と思われます。先進国のなかで、生体販売がここまで緩い国は他にはありません。ペットをめぐる倫理への問いかけはまだまだだと感じます。
また、ペットは健康保険のきく人間と異なり、治療費は保険商品を購入して一部を補填するかするか、保険なしで全治療費を払う必要があります。小さいときは病気が少ないですが、高齢になると病気は避けて通れません。
病気によりますが一回当たり数万円、10数万円かかり、複数回の通院を経て数十万円とかかるその治療費を支払うことができるかも考えた上で、ペットを飼うかどうかは慎重に判断してほしいものです。確かにペット市場は増えてますし、このコロナでも販売頭数が大きく増えました。ただコロナ前は実はそれほど大きくは伸びてないんですよね。(2018年度で関連グッズ市場で前年比1.6%増、フード0.9%増)
理由は小型化と高齢化です。自然には1頭あたりの消費額は減っていくのでそれほど伸びなくて、ベビーと一緒でいかにプレミアム化や関連消費額を増やせるかが今後のキーになります。2020年の新規の飼育頭数は前年比で犬14%増・猫16%増と大きな伸びで市場規模も4461億円。確かにこの1年で苦しい業種でも、「既存事業×ペット」の切り口はニッチでも成り立ち、客層幅を広げてかつ単価が高まりました。