[マンチェスター(英国) 3日 ロイター] - 欧州サッカー連盟(UEFA)と欧州の主要クラブは、2年に1回のスパンでワールドカップ(W杯)を開催するという国際サッカー連盟(FIFA)の提案に反対する姿勢のようだ。複数の関係者がロイターに明らかにした。

FIFAでサッカーの国際的な普及を促進する「グローバル・デベロップメント」部門の責任者を務めるアーセン・ベンゲル氏は、FIFAが進める国際試合のカレンダー見直しの一環としてこの案を推進しており、今週、現行の4年周期からの変更への支持をあらためて表明した。

しかし、欧州サッカーの関係者はロイターに対し、UEFAや欧州クラブ協会(ECA)はこの提案に反対していると述べ、各国の主要リーグからの支持も得られないとの見方を示した。

UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は3日に書簡で、「UEFAと、UEFAに加盟する各国協会は、FIFAの計画に関する報道を巡り、深刻な懸念を抱いている」とした。

なお、W杯に変更を加えるためには、全211のサッカー連盟で構成されるFIFA総会の投票が必要となる。