ハーマンミラー、アーロンチェアをサスティナブルに 海洋プラスチックの使用量を増やす
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最近インテリアの設計実務の現場でも、特に大企業がクライアントの場合など特に、急速に家具や建材の選択がいかにエコ素材になっているか、メーカーのESG姿勢が選択対象として十分なものかを問われることが、肌感としてもかなり急速に増えてきているのは間違いない。
各種メーカーとしても、明確にスペックに謳える数値や実績、名称ベースでの指標を商品に盛り込むことが、選ばれるスペックとして必須になりつつあることは、特にアメリカやヨーロッパなどでは顕著になっている中で、日本でも「選ぶだけでできる簡単なエコ姿勢の表明」として、企業が飛びついている状況はありそう。
こんな書き方をするととても不真面目に思われてしまいかねないけれど、実際に社会のマスが動くのは、意識高い人の意識的な選択というよりも、こういう明確かつ簡単に選べるボリュームゾーンの変化。そういう意味で、根拠もまだ曖昧かもしれないし、もっと他により実効的なエコ対策は家具メーカーとして取りうる可能性はあるかもしれないけれど、とにかくわかりやすい選択を提供し、選び、そのサイクルが実効的だという状況を作ってしまうことが大事。
日常のちょっとした選択の中で、多少の価格差や利便性の差に対してこうした指標が選ばれる要素になることがマジョリティになれば、それが自律的な経済原理として社会をドライブする。まずはそういう動きの一つ一つ、明確な意思をもってサポートしていきたいし、いちデザイナーとしてその次もどんどん提示していきたい。
注目のコメント
高度なリサイクル技術を用いて使い所を工夫すれば、再生材でもバージン材と遜色なく活用可能ということが世間に認識されることが、再生プラスチックがより多く使われるために必要でしたので、高級チェアーで再生材、しかも回収洗浄が必要で一際ハードルが高い海洋プラスチックにて採用が進むことは、意義深いことだと思います。
どのようなルートで回収されてきた海洋プラスチックかは公表されていないようです。海洋プラスチックの製品への活用は、業種を問わず増えています。今後は海に近い河川付近のポイ捨てごみを回収する団体と事業者との連携や、回収プロジェクトへの支援といったことが増えてくるのだと思われます。これは消費者である企業などのESG消費にうったえる戦略でしょう。
一方で在宅勤務が進み不要な椅子が増えているのでそれをメーカーが引き取り中古として売るかサブスクなどで提供して椅子のリサイクルんkも取り組んだ方が環境には優しいと思います。一生モノとまではいかなくとも耐用年数の長い製品だし、林田さんのコメントにあるようにオフィス需要減で使われなくなった製品のリユースにも注力した方が良いのでは。(信じられない安値で出回っている例もあるようで)