サムスン、半導体で国産調達網 装置・素材9社に出資
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注目のコメント
素材のほうが、国産化が進んでいる印象。
下記などで動向を追っているが、多くの半導体用素材は純度さえ気にしなければ作れる。でも最先端では純度と、その安定性が極めて重要。というのは連続してプロセスを行っていくので、その途中のどこかで欠陥が発生すれば、それ以外のプロセスが無駄になるため。
とはいえもちろん簡単ではなく、一番キー素材のレジストだと、東京応化の説明としては、50メートルプールにコーヒー1滴の不純物が入っていても検知できるような製造プロセスが求められる(レジストは最先端についてはJSR、東京応化、信越、富士フイルムくらいしかできない)。
https://newspicks.com/news/5598176
また、日本メーカーの韓国進出も促している。
https://newspicks.com/news/5683678
一方で、装置はもっと難しい。日本が70年代くらいから国産装置メーカーを育てたように、韓国も育てようとずっとしてきたが、うまくいっていない。
様々な機械部品、電子部品、制御装置の組み合わせ。また、装置と素材含めたプロセスレシピの組み合わせ、それを複数の装置でやっていく。なのでそこに文脈が多く蓄積し、言語依存度も高く、製造業のすそ野の広さと歴史がかなり影響する領域だと思う。
とはいえ、日本だってウカウカしてられない。下記のTEL東氏へのNP編集部のインタビューも併せて見てほしい。20年かけてダメになってきたから復活するのに20年かかる。装置関連は競争力をまだ保っているから、半導体自体のようにならないように磨き続けることが重要だし、装置の力があるからこそ日本の半導体産業自体も投資と併せて再度リカバリーしていくと嬉しい。
https://newspicks.com/news/6144678