ついに2億画素へ。サムスンが業界初のイメージセンサー「ISOCELL HP1」発表
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注目のコメント
「1ピクセルは0.64μmと極小サイズです」
画素数が大きくなると、性能が良くなった気がしますが、1ピクセルあたりのサイズが小さくなります。そうなると、画素内の配線やトランジスタなどのサイズが相対的に大きくなり、fill ratio (実質的に光を感じることのできるエリアの割合)は小さくなります。それとそもそもの面積が減ることがあって、一般的にSN比は悪くなります。それを防ごうと思ったら背面照射などの工夫もできなくは無いです。
また、カラー画像を撮るためにはカラーフィルタを使います。以前はベイヤ配列が使われていたほか、フィルタの作り方は各社秘伝のタレだったわけですが、深層学習を使うと人間が想像していなかったようなフィルタが設計できたりします。実は昔フィルタの最適化の研究に少しだけ手を出した事があったのですが、結局どんなCNNを使っても結構簡単に最適解に到達してしまうことがわかり、それ以上検討はしませんでした。
第478回:裏面照射型CMOSセンサー とは
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/keyword/385175.html
カメラのセンサーとベイヤー配列を理解する
https://vook.vc/n/256人の目は5億画素相当の解像度があり、Samsungは6億画素の実現を目指して開発をしている。不要論は多数あると思いますが、目標があって、そこに向かわないといけないので、これから3億、4億画素も出てくるのでしょう。
スマートフォン向けだと、再生する機器が無い、データが大きくなるという視点になってしまうけど、イメージセンサーとして見た場合に、単体で何が出来るようになるのかが重要だと思います。
光量が足りないなら、ピクセルサイズを大きくして、収まりきらなければセンサーサイズも大きくなる。その流れで眼鏡タイプや車載向けに向けた製品も出てきて、スマートフォン以外へ用途が拡大していく。
当然、SONYやON Semiconductor、OmniVisionといった競合他社からも新技術が出てくる。今回発表されたISOCELL HP1は、画素数意外にも見る部分がある。総合的に見てどう評価されるかであり、Samsungに限らず、出来ることは実行していくだけではないだろうか。
『Samsung、人間の目を超える6億画素イメージセンサーを開発へ -』
https://newspicks.com/news/4842274/2億画素のスマホなんて、どんな用途に使ったら良いのか、凡人の私には想像もつきません。映像クリエイターとしての活動もしているので、2億画素のスマホは、ぜひ使ってみたいです。
>ISOCELL HP1とGN5はすでにサンプル出荷が開始されているとのことなので、2022年には2億画素カメラを持つスマートフォンが登場するかもしれません。