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メルシャン ワインの販売一部休止 コンテナ不足で輸入滞る

NHKニュース
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    拓殖大学商学部国際ビジネス学科 教授

    高級ワインとボージョレー・ヌーボーを除くとほとんどのワインの輸入はコンテナで行われています(先週出た"On the Edge"でも少し話しました).

    https://newspicks.com/news/6132808

    ニュースによると,メルシャンのワインも日本で瓶詰めを行っているという話なので,フレコンバッグの中にワインを入れて運んでいると推測されます.タンクコンテナで運んでいる場合,荷主がコンテナを保有している(Shipper's Own Container; SOC)ことが多く,この場合「コンテナ不足」という用語は使わないはずです.

    ご存じのとおり,現在は中国発米国向け(北米往航)を中心に運賃が高騰しています.多くの海運会社は少しでも早く,運賃の高い往航に空コンテナを供給するために米国の送り先に着いたコンテナを空コンテナで返してしまいます.米国発アジア行き(北米復航)のコンテナ輸送は返送に時間がかかることに加えて運賃も往航に比べて低いため,優先度が低くなります.

    ちなみに現在,往航の運賃は,コンテナ一個10000ドルを超えることも珍しくありません(これまではだいたい2-3000ドル程度).一方,復航は1000ドル強(通常500-1000ドルくらい)で,もともと空コンテナを回送する航路です.こちらも運賃は上がって水準も高いものの,往航との差が広がっています.

    復航での貨物にするまで時間がかかる理由は,以下のとおりオペレーションが大きく異なるためです.

    1.直接返送の場合は,米国の輸入先から返ってきたコンテナを船に戻す
    2.輸出貨物を積んで運ぶ場合は,輸入先から返ってきたコンテナを輸出荷主のところに運ぶ,荷物を詰める,コンテナを港に戻す

    通常は,2.でも空コンテナの輸送コストを減らせるので望ましいです.しかし,現状ではコンテナを荷主との間の往復時間をかけるのは,もったいない(一回でも多く往航にコンテナを使いたい),となります.

    そうすると米国から輸出するためのコンテナが足りなくなります.メルシャンのワインもこの理由で運べなくなったということです.

    ちなみに,SOCなどでコンテナが確保できても,今復航では「中国への」空コンテナ輸送が優先されています.そのため,日本行きの船のスペース確保は難しいです.


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    みずほFG 執行役、東京大学(駒場) 運営諮問会議委員、日本学術振興会 男女共同参画推進アドバイザー

    メルシャンだけの話ではないでしょうね。リーファーコンテナもドライコンテナも世界的に足りない模様です(コンテナのみならずコンテナ船も)。今後はアメリカのブラックフライデー及びクリスマス商戦を睨んだ輸送が中心になって、さらなるコンテナ不足に見舞われるでしょう。

    ワインに関して言えば、国税庁のサイトで見ると、流通量でみた国内製造と輸入ワインの比率は、平成30年の時点で輸入ワインが66.5%(国内分が33.5%)と、輸入分が国内分のほぼ倍です。さらに、ちょっと紛らわしいのですが、国内分のうち純粋な日本ワイン(葡萄が100%日本で生産されたもの)は僅か4.6%です。残りの28.9%には輸入された葡萄果汁や原料ワインが入っています。

    ワインの輸入が細るようであれば、この機会に日本ワインに触れる人がもっと増えて、日本ワインの良さへの認識が広がると良いですね。メルシャンが手がける山梨のワイン、とても美味しいですよ。


  • 複数企業オーナーにして、サラリーマン。

    見出しがねぇ


    もう少し掘り下げると、コンテナを扱う荷役労働力が不足しているのですね。

    コンテナ自体が足りないなら作れば解消しますが、コンテナを扱う荷役は様々あるので、根本的には物流労働力全般が不足となっているというのが現状です。

    ちなみに日本では港湾での業務への新規参入はほぼ出来ないくらいに制限されていますからねぇ。

    ワインに限らず様々な産業への影響が既に出てしまっていますし、世界的な問題になりつつあります。

    日本もぼんやりしていられないっすよ〜。


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