国内感染者150万人に 第5波の26日間で50万人増
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ワクチンなどの予防法が確立されているインフルと比較して「さざ波」とか言われる方が以前からいますが…
数の問題ではなく、コロナは最悪ですよ。コロナ患者だけでなく、家族が入院しても病院に行けない、死に目に会えないなど、インフルとは全然違うでしょう。。
早くインフルの様な季節的な疾患になればいいかとは思いますが、現時点では断じて違うでしょう。国際公衆衛生師(Certified in Public Health: CPH)+公衆衛生修士予防科学(master of Public Health: MPH)です。
人間が勝手に第何波と名付けているだけです。コロナは人間がPCRで可視化できる前から存在しています。2020年を思い出してください。「感染経路不明」なんて2020年2月初期に報道されていました。違うんです、コロナはずっと存在していて検査をするようになったので陽性が見えるようになったということなんです。だから今第何波と言っているのは今まで風邪が流行っていたものの中のコロナウイルスによる風邪を追っかけているだけなんです。毎年風邪が流行って減ってを繰り返していましたよね?
2020年5月頃に医学ジャーナルに投稿しても天動説(地球が宇宙の中心で宇宙が地球の周りを回っている)を唱えているかのように扱われますが、地動説が正しかったように、ウイルスは2020年から現れて変異しているのではなくずっと前から存在し、人間が見えるようになっただけなんです。実際にコロナの中のHCoV-229E、HCoV-OC43が最初に発見されたのは1960年代、これは人間が存在するコロナウイルスを可視化できるようになった時期なんです。自治医科大学の医学生時代に通年コロナと習ったものです。
もしメディアが本当の海の波のように永遠に続く意味で第1,2,3,,,,と名付けているなら理解できますが、海の波の数を数えているようなものです。一回は鎮まったとしても必ず波は出ます。
アメリカの公衆衛生大学院卒業後日本で数少ないCPH,MPH,CHESを取得して田舎でひっそりと生活を考えていましたが、あまりにも混乱が続き非難や間違いが少しはあったとしても自己保身に走っている場合じゃない。主張を続けます。国内感染者150万人ということは、「国民の80人に1人が既に感染」したことになります。感染者の多い東京は35万人ですから「都民の35人に1人が既に感染」となります。そう考えると結構な数ですね。
私の友人でも感染者が増えているのも分かります。
国内の死亡者は16000人ですから、感染者総数(150万人)に対する死亡率は1%強。この数字は一般的な季節性インフルエンザの死亡率(0.05-0.1%)の10-20倍程度です。
ただし、年齢別に見れば大きく差があります。(これはインフルエンザも同じでしょう)
・80代以上:20%
・70代:5%
・60代:1%
・50代:0.3%
・40代:0.1%
・30代:0.03%
・20代:0.0003%
・10代:0%
70代の死亡率(5%)は胃癌のステージ1で5年以内に亡くなる率(全年齢平均)とほぼ同じです。70代以上の方に取ってやっぱりコロナは怖い病気です。とてもインフルと同じとは言えないでしょう。
ちなみに、死亡者数16000人を他の死亡理由と較べると以下のようになります。
①交通事故
・1年間に交通事故で事故で亡くなる方(約3000人)の5倍以上です。
②自殺
・昨年の自殺者数(21000人)の約8割になります。
一方、所謂「超過死亡」については2020年はコロナ対策により呼吸器疾患、インフルエンザによる死亡が減少して「11年ぶりの減少」になりました。
しかし、足下(2021年1-5月)では再び増加して「2017年以降で最大」と反転しています。
これは、コロナによる死亡だけでなく、医療逼迫によりコロナ以外の死ななくてよかった方が亡くなっている可能性を示唆しています。
今後は更なるワクチン接種の推進とともに、医療体制についてはコロナ以外の患者さんの命も守れる体制づくりを進める必要があります。
まさにこれからが正念場ですね。