学力格差の芽、小4から 福教大3361人調査 成績下位層 停滞の傾向
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分数わかんなくて宿題しながら泣いてた。めっちゃわかる。
今思えばあのタイミングでなだめすかしてアメやって一緒に勉強してくれた母ちゃんはナイスだったのでは。
保護車が一人なのか複数人かはわからんけど向き合える時間的余裕無いと辛えわ。
注目のコメント
プロピッカーとして初投稿は、2018年の記事から。
今の学校教育の状況を理解する一番良い記事だと思っています。
西日本の中学校3年生3000人に調査をしたところ「全体の約3割が中3時点で小4の学力平均を満たしていない」とのこと。
この調査の数字を当てはめると、例えば、札幌市内には高校が公立私立合わせて70校ありますが、そのうちの3割に当たる21校に、小4の学力を満たしていない高校生が通っていることになります。
5年間校長を務めてきた札幌新陽高校(私立)は、札幌で一番大変な高校と言われてきましたが、その経験からも事実だと思います。
つまり、小4の学力が無い子達に、高校の先生たちは、数Ⅰの教科書などを教えなくてはいけないという現実があります。
では、どうやって?
逆に言うと、映画ビリギャルで主人公のさやかちゃんが、一番最初にやるプリントは「小4」でした。教育関係者はみんな知っているのです、ここからつまずいてしまっていて、そして本人がやる気になれば、学力はついてくるということを。
ちょうど、昨日、今年の全国学力テストの結果が発表になりましたが、一喜一憂しても意味はないのです。経営的には、PL思考ではなく、BS思考で考えるのと一緒です。
日本もアメリカのようにすでに大きな分断が起きています。
そして、大卒で特にNewsPicksの読者のような世の中に関心がある人達が、この実態を知らなかったり看過していることが、差を大きくしていると思っています。僕がそうであったように。
自分自身が教育の改革を掲げて立候補することの所以はここにあります。
日本は教育がもっと良くなれば、もっともっといい国になります。これからもどうぞよろしくおねがいします。花まる学習室の高濱先生も小4が壁と仰っていたので、先生方はよくご存知なことなんですね。
このこととは別なのですが、日本で7人に1人は貧困に陥っており、たまたま同じ比率で7人に1人が知的レベルに問題がある(病気とは診断されない)と言われています。
知的レベルに問題がある=貧困とは限りませんが、教育でこの問題が解決できると、他の問題も改善するような気がします。もうちょっと小4を掘り下げて考えないといけないかと。
小4はまず算数では図形が幾何としての第一歩を踏み出します。つまり、図形の性質や定義、公式などを「覚えないと」いけません。この「覚える」ということが実に不徹底で、なんとなく算数できていたけど、急に算数がめんどくさくなります。メートル法なども関門です。さらに計算では割り算の3桁÷2桁が急に計算を難しくします。具体的には、商の見立てで苦労をするのですが、そこは割り算ではなくて、2桁×1桁の計算の経験が少なくて、35×8が、大体250くらいかな、というのが見えず、250にしたいのに、35×4くらいから試してみるような子が実に多いですい。この辺りで、計算が嫌になる子が実に多いです。
国語では、特別な内容の変化はないのですが、3、4年生は新出漢字が合わせて400以上あり、ほぼ毎日漢字の学習をしていきます。ここでかなり言葉の力に差が出ます。
親の言うことも聞きにくくなり、勉強よりも楽しいこともたくさん見出されてくることもあり、3、4年生で一気に「勉強嫌い」「勉強が苦手」と自覚する子、親が増えます。
また、理科と社会のテストが3年生の時の導入時の超優しいものから、きちんと復習しないと高得点にならないものになっています。
このあたりの阻害要因をきちんと認識をして、その上でどのように指導、フォローしていくのかという視点が必要です。