新たなデルタ株を初確認 アルファ株の類似変異も―東京医科歯科大
時事ドットコム
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コロナウイルスがどんどん変異し続けており、インド発のデルタ株、イギリス発のアルファ株に、南アフリカ発のものからブラジル発、ペルー発のものなど、色んな変異株が増えていますよね。海外渡航を制約しても変異株のウイルスは入ってくる、、終わりはあるのか、心配になります。
注目のコメント
コロナウイルスのスパイクタンパク質は、全部で1273個のアミノ酸からできています。
L452Rとは、452番目のアミノ酸がL(ロイシン)からR(アルギニン)に変異していることを示しています。
同様に、N501Yは501番目のN(アスパラギン)がY(チロシン)に変異したことを表しています。
438番目から506番目は、感染時に宿主細胞の受容体と結合する部位です。この部位での変異は、感染のしやすさに大きく影響します。
新たに見つかった変異が受容体との結合を強めるかどうかは、コンピュータによるドッキングシミュレーションによって推定できます。時間をかければPCでもシミュレートできますが、富岳などのスパコンならおそらく分オーダーでできるのではないでしょうか。
コロナウイルスはDNAではなくRNAを遺伝情報として持っています。核酸(DNA, RNA)は複製の際にある一定の割合でエラーが起こりますが、この間違いはDNAに比べRNAでは1000倍ほど起こりやすいとされています。これが、変異株が次から次へと発生する原因です。まだまだ、ギリシャ文字も1番目から増えていっていますね。
何とか24番目の文字である、Ω(オメガ)まで至らない事を祈るばかりですが、われわれも負けずに進化ないしはアップデートしないと。