【解説】SBIが「赤字のFOLIO」を買収する本当の理由
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注目のコメント
久しぶりにNPに投稿させていただきます!これを機に、色々と発信していければなと思います。
谷口さんが追記してくださっておりますので、私からのコメントは特段ありませんが、基本的にこのDealに置いてFOLIOや株主の方々含めてネガティブなインパクトは一切ないと考えております。(連結子会社化ですが、みなし清算の議論等も一切ありませんし、株主の大半は残る形で優先回収とかも当然ですがありません。)
また、ここもとのFOLIOという会社の進捗は正直眼を見張るものがあると思っていて、そのあたりも少しずつ発信していきます。
少しカジュアルなnoteにはなりますが、こちらに全ての真相が書かれておりますので、お時間ある方はご笑覧いただければと思います。(組織や売上なども赤裸々に綴っております)
https://note.com/skai0901/n/nc6b461add90e
では、News Pickerの皆様、
今後はより積極的な発信をしてまいりますので、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。興味深い買収です。「SBI=FOLIO」のタッグで、ロボアドをめぐる争いがまた激しくなりそうです。関係者に取材してみると、意外なことだらけでした。
▼コメント追記
●FOLIOが11:03に正式リリース
https://newspicks.com/news/6147600
●FOLIOの甲斐CEOが11:08に記事を公開
https://newspicks.com/news/6147380
上の記事をまとめると、
(買収全般について)
・FOLIOがSBIグループに参画
・FOLIOの既存株主の一部が株式譲渡(金額非公開)
・完全子会社化ではない
・IPOを目指す方向は変わらない
・ダウンラウンドではない
(経営陣)
・甲斐CEOは辞めない(経営に強くコミット)
・SBIグループから取締役が参画へ
(売り上げ)
・この2年でのYoYの売上成長は10倍超
(今後)
・既存株主のLINEフィナンシャルが、大株主として引き続きサポート
・SBI証券のラップ事業の開始、拡大に寄与
(離職率)
・2年前は離職率35%に達していた
・直近半年は1%台に改善今日(8/31)の正式発表をみないとM&Aの詳細はわかりませんが、金融サービス(特に預金や預かり資産系)の運営コストはシステム投資が先行かつ大きいため、マネタイズまでの時間軸には、体力勝負的な要素が強く影響します。
特にロボアドバイザー系の資産運用サービスは、利幅が薄いうえに、顧客から預かっている資金を分別して管理(顧客分別金信託)しなければならないので、手元にお金はあるけど運転資金には使えないというジレンマが。
ロボアド業界最大手のウェルスナビは上場して自ら資金調達、お金のデザイン(THEO)はSMBC日興証券に証券口座や顧客管理などに関わる業務を事業譲渡、そして今回のフォリオはSBIグループ入りと三者三様のアプローチとなる訳ですが、事業そのものの今後の展開がどうなるのかに注目しています。