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プロ筋嶺井さんによる流石の論考。
二つほど気付いた点を加えさせていただくなら

第一に、便宜上比較対象の米国でNasdaqのみを取り上げられておりますが、昨今ではニューヨーク証券取引所(NYSE)とその性質上の違いは曖昧でありかつ競争関係にあるため、したがって最近NYSEにIPOしたぱっと思いつく今1兆円超えてる大型テック系スタートアップのそれだけでもUiPath 33B、Doordash 63B、Asana14B、Unity 35B、Snowflake 88B(B:ビリオン米ドル=1.1千億円) ら多数あります。
つまり本レポートにある1兆円企業の差、日:米=0:21、5千億円の差2:56、これはNYSEも加えると更に2倍くらいは離れるかと思います。

第二に、上場後の成長阻害要因を「成長投資」「人材採用」「経営ノウハウ」「資本市場とのコミュニケーション」この4点とされており、それらには賛成ですが、更に根本的な問題としては市場性の問題だろうと考えます。単純に日米の市場規模が4倍差、更にその伸び率も日本はほぼフラットに対して米国は先進国で最も伸びている。そしてもう一つ、であるなら海外市場を捕ればよいがそれがからきし苦手なのが日本、この二つが根本理由でしょう。米国ビッグテックの売り上げ構成比の北米比率はいずれも半分以下です。

なおここにきて急激にガタついているものの中国企業の米国IPO銘柄については純粋に中国国内市場の巨大さと成長性であるし、稀に出てくるその他の国からの米国上場においては多国籍に市場を取っている場合がほとんどです。
21年3月末時点の分析だけど、この半年弱で5兆円程度だったモデルナの時価総額は16兆円まで増えZoomも10兆円超えと乖離は更に急拡大。マザーズどうこうより、ナスダックに直接上場するような国内企業が複数出てくるしかギャップを縮める可能性はなさそう
鶏と卵なところはありますが、スタートアップへのお金の出し手であるVC、またそのお金の出し手であるLPの拡大ももうワンサイドの議論でしょう。投資契約やVCのパフォーマンス評価などの標準化、高度化を進めないことには日本の機関投資家の参画や、海外VC/投資家の参画は進まず、結果として企業が大きくならないという構造が続いてしまうと思います。
定量での比較がされていて、興味深い。
需要市場・株式市場、両方での違いはあれど、NASDAQと日本の新興市場での上場数がほぼ一緒のなかで、時価総額での差が圧倒的。また成長率の差も一定ある。
あとでしっかりレポート本文も読んでみたい。
IPOにおいては大きく分けて1発行体、2主幹事証券、3VCなど既存株主、4機関投資家や個人投資家など新規株主のステークホルダーがいます。IPOマーケットの健全化のためにもステークホルダーがフェアに議論していけると良いですね。
一般的に上場の目的として知名度・信頼の獲得により資金調達と人材採用が挙げられますが、そのどれも達成できていないというのは驚きでした。


米国スタートアップのレイターステージとマザーズの役割が同じだという比喩を聞きます。そのようなステージの企業が資金調達せず、成長投資もしなければ、停滞してしまいますし、そこから引き上げることも難しいですよね。