「不織布マスクNG」 野外音楽イベントで主催者告知 真意は
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これが真意なら説得力がない。むしろ「マスクファッションを楽しもう」というストレートな考えのほうが、説得力は高かった。
会場の参加者にマスクをできる限りしてほしいとか、アゴや鼻を出さないようにしてほしいというのが真意なら、ファッション性は方便になってしまい、感染防止のほうに寄った対策だと印象づけることになります。しかし、もしも感染防止が優先なら、空気感染の可能性が出てきた中で不織布マスクを排除するのは明らかな矛盾です。
これら相反する考えからうかがえるのは、感染防止対策の本質を理解せずに表面的な対策で済ませようという浅慮なのか、会場内で不織布マスクを途中から外したりズラしたりする人が引き起こすトラブルをできるだけ少なくしたいという思惑などです。つまり、参加者の感染防止なんて形式的であり、イベントが盛り上がって無事に終わりさえすればいいという考えが透けて見えてしまっているということ。
お酒の持ち込みを認めていることにも、これで合点がいきます。緊急事態宣言によって居酒屋等で酒類提供禁止としているのはなぜなのかを理解していない。ファッション性の話と同様、お酒に関しても、喫煙ルームでタバコが容認されるみたいに、ここの会場ではお酒が容認されるんですよと言い切ったほうが説得力あります。
緊急事態宣言下であっても野外音楽を楽しむのはいいと思いますが、音楽を楽しめばいいのであって、もしも感染防止のことを重視するのなら、今は会場で酔っ払って騒いではいけない。
緊急事態宣言下であってもマスクファッションを楽しむのはいいと思いますが、ファッションを楽しめばいいのであって、もしも感染防止のことを重視するのなら、不織布マスクを排除してはいけない。
いっそのこと、過度な感染防止対策は「いっとき忘れて息抜きをしましょう」ぐらいのほうが、説得力は高いです。