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.報告書によると新型コロナウイルスの起源調査は、結局は迷宮入りということになる。ただ中国に対しては今後の予防のためにも「初期の症例に関する臨床サンプルや疫学データなどの新たな情報」の開示を求めてゆくほかない。この種類の情報開示を求めることは政治的ではなく、感染症研究者にとっては当然、かつ必要不可欠のことなので、科学大国となった中国は国際社会の期待に答える責任があるのではないか。
一方では感染源を突き止めることで感染症の科学的研究を進めるという体裁を取りつつ、他方で政治的攻撃材料として用いようという意図があるため、感染源調査をめぐる問題が過度に政治化されてしまっている。後者の下心がある限り、中国は永遠に協力しなさそうだけど…。
米国が中国を一方的に攻めているように見えますが、中国側からはフォート・デトリックの米陸軍の医学研究所からの流出説を持ち出されています。感染症を専門とするこの研究所は2019年に謎の緊急閉鎖になったことを当時のNew York Timesが報じています。
https://tocana.jp/2019/08/post_107691_entry.html

宮坂昌之さんの「新型コロナの真実」には、人工的につくられた可能性は極めて低いとありましたが、中国や米国が動物から中間宿主経由で人に感染したウィルスを研究していた最中になんらかの理由で流出した可能性がないとは言えません。その場合は、なぜ研究していたかが問題です。

いずれにしても極めてセンシティブな問題であり、仮にどこかの施設から流出していたとしても真相究明はなされないでしょう。
中国からのこの時点での情報提供は想像しにくいので、これでうやむやになっていくのでしょうか。
中国は積極的に情報公開する責任があります。それとは別に、この武漢の研究所流出説は、一時は陰謀論者のフェイクニュース扱いをされていました。その流れを変えたのは、世界の無名のネットユーザーたちの探究心でした。ネット上の公開情報を追究し、疑惑を再燃させたのは、大きな手柄です。
こうした手法では、市民による調査報道ウェブサイト「ベリングキャット」が世界を驚かす仕事をしています。2014年のマレーシア航空17便撃墜事件の容疑者や背後関係を明らかにし、元ロシア人二重スパイ、セルゲイ・スクリパリ暗殺未遂事件や、ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナバリヌイ氏暗殺未遂事件でも実行者を割り出しました。ナバリヌイ氏の事件では実行者から犯行の手口を電話で聞き出すことにも成功しています。斬新で桁違いの調査報道です。


武漢研究所流出説を追ったネットユーザーたちの活躍を、ニューズウィークが面白くまとめています。記事は「オープンソースの自由参加型ブレインストーミング」、ネット調査と市民ジャーナリズムの要素が合体した、全く新しい調査方法だと指摘しています。彼らは自分たちをDRASTIC(Decentralized Radical Autonomous Search Team Investing COVID-19=新型コロナウイルス感染症に関する分散型の急進的な匿名の調査チームの頭文字を取った略称)と名乗っているようです。

https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/world/2021/06/post-96453.php?page=1
A year ago, the corona pandemic began in Wuhan, China, including myself followed via the Internet the responses of Chinese Government via the Internet. I am sure many like me were quite impressed by the quick and effective responses by the local as well as Central Government. I was expecting corona will come to Korean, Japan, and elsewhere, but its arrival to Japan was from Diamond Princess, an unexpected route to me with its more than 3,000 people. Since then, Corona has become a pandemic, thus I expected data sharing with open internet and other means be a norm to better prevent and share local and national responses to better combat this Once In A Century Pandemic. But, it seems that was not the case, unfortunately. China is becoming a dynasty, a giant nation of the world. But, this report suggests otherwise. Too bad, China is now a world leader of science and technology and we wish to learn from you, too.
米国は対中スタンスを明らかに軟化させ始めました。本件、ファーウェイへの半導体輸出認可、米中金融対話の秋再開合意、などの状況証拠から明らかです。同盟国で陣営を固めて対中強硬スタンスを強化する、は一旦休止になると思います。日本ははしご外しに注意しなければなりません。
コウモリから自然にヒトへ感染。武漢の研究所から外部へ。二つの仮説があるわけですね。でも、どんな状況でコウモリからヒトへ感染するのでしょうか。捕まえるからですよね。そういった状況をなくすよう中国政府は努力すべきではないでしょうか。二つの仮説は根っ子は同じだと感じています。
結局、分からないということでしょう。武漢でクラスターが発生したこと、研究所がリスクの高いコロナ研究をしていたことはあるにせよ、無理やりこじつけるのは科学的な態度とは言えません。

一方で中国が持ち出している米国のフォート・デトリックの研究所 (USAMRIID)の件は、さらにひどいこじつけです。

新華社の指摘
http://www.news.cn/english/2021-08/25/c_1310148220.htm

USAMRIIDでは19年6月のCDCの実地監査で安全手続きの不備が見つかり、CDCが19年7月に閉鎖を命令。確認調査を経て19年11月に部分的に再開し、20年3月末に完全再開しています。それが分かるのも、継続的に報道があるうえ、情報公開でCDCの報告書が見られるからです (部分的に黒塗りですが)。

担当者はウイルスへの暴露はなかったと説明していますし、周辺でなにかの感染爆発が起きた事実はありません。↑で中国が関係を疑っている上気道感染症の集団感染が起きた高齢者施設は、90キロ先です。

CDCの指摘についての地元紙記事
https://www.fredericknewspost.com/news/politics_and_government/military/cdc-inspection-findings-reveal-more-about-usamriid-research-suspension/article_6d1d316e-4989-5307-924c-8608c25ef6f7.html

地元紙が入手した報告書
https://www.fredericknewspost.com/cdc-inspection-findings/pdf_88f15941-32e8-58bf-b81b-7feac7f3b435.html
情報機関を使ってコロナ期限を探す、結論ありきではありませんか。