先進国は財政刺激策から転換を、経済学者らが提起＝ジャクソンホール会議
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グランシャ教授の資料を拝見しましたが、コロナ禍の財政出動は中小企業の倒産を防ぎ、雇用を維持する効果があったとも評価しています。また、日本の財政出動は世界で2番目の規模とも書かれています。全体としてはバランスの取れた内容と感じました。
（他に数多くの学者の方々がプレゼンテーションしておられる中、何故ロイターがグランシャさんだけ取り上げたかは良くわかりませんが。）
ジャクソンホール、今回は海外中央銀行（ECBやイングランド銀行など）の参加も無く、学者の方々の研究成果の公表が中心となっており、かつての伝統的な経済コンファレンスの姿に戻りつつあるなあと感じています。
（ジャクソンホールの論文集は、何十年も前から定評があり、中央銀行員の必読書の一つでした。）量から質に転換せい、ということになりますか。お得意の構造改革的な示唆も含まれているのでしょうが。
大盤振る舞いをすれば出口が遠くなり、次期の危機に備える体力も回復できない。特に金融は財政に隷属しましたから、財政から変わらないと金融も変われない関係にある。
こうした中で、世界的に需要危機に対してノーガードになっていく。その渦中に我々はいるのでしょう。
