日本人1人が自衛隊機でアフガニスタンからパキスタンに退避
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日本大使館やJICAに雇われていたアフガニスタン人数百人は、空港までたどり着けませんでした。自衛隊機はもう引き揚げますので、この人たちは、もう脱出できないでしょう。
結果論ですが、あと1日早く、自衛隊機が日本を出発していたら、この数百人は、日本へ来ることになったでしょう。
最初の自衛隊機が日本を出発したのが、8月24日未明で同日夜、隣国パキスタンのイスラマバードに着きました。同日夜、ターリバーンは、アフガニスタン人はこれ以上カブール国際空港に入ってはならない、という命令を出しました。
それでも、米軍兵士が付き添うなどすれば、まだ空港に入れたのですが、8月26日深夜に、空港ゲート周辺で2度の自爆攻撃があったことで、日本政府が保護対象としてまとめていたアフガニスタン人の空港への移動がキャンセルされました。
韓国は、8月23日に空軍機が出発、韓国政府に雇われていたアフガニスタン人ら391人を収容して、26日には韓国に到着しています。
アフガニスタン 日本人などの国外退避 爆発で空港への移動断念
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210827/k10013227601000.html
作戦名「ミラクル」、乳幼児も100人救出…391人のアフガニスタン人がきょう仁川に到着
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/26/2021082680010.html
帰国することになった人は、アフガニスタン人と結婚して20年近く現地に住んでいるので、この事態でも当初は日本に帰ろうとは思わなかったのでしょう。日本政府からの働きかけもあり、この機会に家族とともに日本に帰ることになったようです。
https://globe.asahi.com/article/13421866日本人一人だけでなく、実際には十数人のアフガニスタン人スタッフをパキスタンに移送しています。
それ以外は自ら残留を希望したり、空港までたどり着けなかったりして、(テロの発生以前からタリバンが市民の新たな空港への移動を禁止していました)移送は叶いませんでしたが、イラン・イラク戦争の時テヘランに残された215人の日本人を法的規制で見捨てざるを得ず、トルコ航空が救助してくれた前例を考えれば、人数に関わりなく日本政府自身が邦人を戦地から救い出す決断をし、それをなしえたのは、まさに画期的な出来事であったと言えるでしょう。対象者が約500人いると言われている中の1名。1人でも多くの方が退避してもらいたいです。
平時は感じにくいのですが、非常時の自衛隊の安心感、ありがたみへの実感はすごいですね。非常時の為に、どれだけの物を、どれだけの期間、積み上げ続けてきたことか、、、、
死に近い、今、世界で最も危険な場所に行くことを右から左に聞き流すのではなく、向き合うべきニュースだと感じています。