イオンが全サービス一括アプリ 小売りや金融、9月から
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当たり前の動きのようだけど、既存の様々な業態が並行して動いているリアリティと個々にすり合わせながら、これを一括実装するのは並大抵の調整ではない。このスケールでの実装から生まれる次のビジネスに期待感高い。
オンライン専業は既存業態のしがらみが少ない分、こうしたスケールでの統合は比較的やりやすいのに対して、既存の物理世界の業態が複数絡んでかつリテールベースの複合的な領域での統合は、誰でもその価値を描けるものの、実装の工数や調整の負荷は思うよりもはるかに高い。逆に言えば実店舗のネットワークを持っている業態が各レイヤを貫くサービス統合できたなら、ネット業態が後から物理店舗や流通のネットワーク、小売との契約や情報共有の仕組みを構築する場合の工数に対して、圧倒的な優位性を持つことになる。やっぱり物理は強い。
さらに言えば、物理領域にイオンよりはるかに多様なレイヤを持つ東急などの電鉄系がこれをできたらさらに強いし、逆に言えばおそらくは生活の複数レイヤで物理的プラットフォームを握っている鉄道会社がこれを実装したところが、本当の意味での次世代型スマートシティのスタートになるはず。なぜなら次世代型スマートシティは離散的で物理的境界を明確に持たないモノになるから。
そういう意味では今回のイオンは興味深い過渡的な試みと言えるし、こういう動きが広がることで、リテール側での変化というよりもむしろプラットフォーマーとしてのイオンとテナントやメーカー、その間を流通する商材の間での情報共有や価値化の仕組みが変わりうるという点のほうが本丸のはずで、本質的なビジネス再編の可能性はイメージするより大きい。いろいろ試して積極的に情報やノウハウを開示していて欲しいし、個人的には、そうした複合的な情報と空間情報との相関性をいろいろ試してみたいところ。イオンは近年意思ある事業の多角化を進め、収益にもその成果が現れています。いわゆるスーパーアプリ化するということは、これまで事業視点でみてきたものを、一人ひとりの生活者UX視点で捉え直すことになります。イオンはその準備ができているということでしょう。数年来、イオンのサービスの一つをいちユーザーとして使っていますが、UXUIの着実な進化を感じます。デザインと開発の体制がどのようになっているかわかりませんが、Walmartなどを見ていると、社内に生活者UX視点で戦略からサービス実装まで担う大きなチームが組織化されていくのだと思います。
イオンさんはデジタルにはずっと力を入れると言いながら、ずっと苦労しているイメージがあります
ついに、日本でやるのは無理なので先進国中国で先にやって日本に輸入しようか、という動きになってましたが、そうはいっても日本でも歩みを止めるわけにいかないなかでの打ち手で注目
アプリについては多機能でワンストップ化したいわゆるスーパーアプリを頭に入れる方向と、機能別に分けていったほうが使いやすいのでは、という論があり永遠のテーマ
後者の典型はfacebookからMessengerアプリが別れた、というものですかね
ダウンロードさせる、それをスマホの数少ない座席に潜り込ませるハードルが、高いため、よほどの利用頻度でないと単独アプリでは成り立ちづらいのも事実ですが、連携がない機能を寄せ集めただけだと使いづらくなってしまう中で、どれだけ使いやすいものになるかはサービス連携やUI次第でしょうね