教室に通わせても逆効果? 親が勘違いしているプログラミング教育
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子どもにプログラミングを教えはじめてかれこれ9年ほどになりますが、子どもたちはプログラミング的思考を学びたいから、論理的思考を身につけたいからプログラミングをするのではなく、自分で何か新しいものを作ることが楽しいからプログラミングをしています。思考力云々は大人が後付けした理由でしかなく、純粋な楽しさ・ワクワク感がまずは大事です。その副産物として論理的思考やプログラミング的思考と呼ばれる力がつくのはいいと思いますが、それを目的にしてはただただつまらないものになってしまいます。
子どもはモノを作る過程で多くのことを学びます。でも、学ぼうと思って作っているのではなく、作りたいから作るのです。このあたりをごちゃ混ぜにすると、筆者の言う通り逆効果になってしまいます。(これはどんな教育活動でも同じことですが)プログラミングといっても、ものすごく範囲が広いです。WEBプログラミングもゲームプログラミングもスマホアプリプログラミングもAIプログラミングも全てプログラミング。ただ、学ぶべき内容はそれなりに異なります。
自分は漫然と学ぶより目的意識をもって学ぶといいのではないかと思っています。例えば理科で習ったペットボトルロケットができるだけ遠くに飛ぶように最適条件をシミュレーションするプログラムを書いてみるとか。
自分の場合は条件をちょっとずつ変えながら自分が作った半導体に対して1万通りの実験をし、それぞれファイル名を付けて保存しなくてはならないという状況に陥ったとき、途中で間違える自信しかなかったので1ヶ月実験を止めて測定器類を自動操作するプログラミングを学んだのがきっかけでした。1万通りであっても、プログラムに任せると夜帰るときに走らせても翌朝出てきたときには実験が完了していて、1ヶ月実験を止めた価値は十分にありました。C++コンパイラーを中学生の時に買ってもらった時は全くわからなかった。謎のint main return 0の間にコードを書き、hello world と表示された時の虚しさを今も覚えています。これだけ?って。それに比べると今は簡単に面白いことができるからやってて楽しいですよね。