カブール空港爆発、米兵12人死亡 米軍発表
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イスラム国といってもイラクシリアのイスラム国ではなく、イスラム国ホラサン州というグループで、実態はタリバンからの離反者が多く参加しています。タリバンかハッカニーグループが検問を担当していたと報道されてますが、イスラム国ホラサン州の自爆テロ要員とは実は繋がっていた可能性もあります。タリバン、アルカイダ 、イスラム国ホラサン州なでメディアでは組織組織としてみることに注視していますが、末端戦闘員や自爆テロ要員などの離反や加入は流動的です。タリバン内部にも穏健派や強硬派があるように、組織組織でタリバンやイスラム国ホラサン州などをみていると、リスクの本質を見落としてしまいます。
米軍兵士13名が死亡したことで、米軍はこのまま撤退するわけにはいかなくなりました。
犯人であるイスラーム国に落とし前をつけさせなければ、米国の体面が保てません。バイデン大統領は、「力によって答える」という声明を出しました。
米軍による報復が、ターリバーンの設けた撤退期限である8月31日までに完了するかどうかはわかりません。8月31日を超えることは、ターリバーンにとっては望ましくないことです。
そして、米軍は爆撃などの報復を試みることはできても、アフガニスタン各地に分散して潜むイスラーム国の分子を短期間で狩り出すことはできません。
イスラーム国は、米国に大損害を与えてアフガニスタンから追い払った、という評判を得ることができます(実際はイスラーム国の攻撃のせいで出て行くわけではないですが)。この評判は、イスラーム国がこれからアフガニスタンを集結地点として勢力を広げ、あわよくば自分たちの国を確立しようとするうえで、財産になります。アフガン人のうち、読み書きができるのは約4割。
知的判断力の基盤に欠ける人達が強力な武器を持ち、宗教を狂信している。
どんな事件が起きても不思議ではない。