自民 総裁選 岸田前政調会長が立候補を正式に表明
コメント
注目のコメント
岸田氏は前回総裁選で次点だったが、党員票では石破氏を下回る3番手だった。衆院選を前に菅内閣の支持率が低下している今、党員票でリードすることがより重要になるが、どうやってそれを実現するかが鍵だろう。とはいえ岸田氏も選挙の顔としては菅氏と負けず劣らず戦績が悪いと見られがちであり、本人にとってはかなり難易度が高い問題ではある。
立候補の記者会見。決して話し上手ではなく、パフォーマンスも地味でしたが、誠実さは感じました。そして、それはこの9年間、政権に一番欠けていたものです。それが新鮮でした。昨年の総裁選敗北の後、地方をこまめに回った成果が、党員票にどこまで反映されるか、注目したいと思います。
「国民の声」が云々というのは、聞こえはいいかもしれませんが、私にはポピュリズムに見えます。
確かに、国民の声は聞かないよりは聞いたほうがいいのですが、その国民の声は、必ずしも妥当なものとは限りません。また、「声なき声」や、「声を出せない人」には、配慮するつもりがないのでしょうか?
極論すれば、国民の声など聞かずとも、妥当な政策さえ行っていればいいのです。逆に言えば、妥当な政策を行っていないからこそ、国民の声を聞かざるを得なくなっているのではないでしょうか。
こうした話は、政治家が「選挙に行きましょう」という話と一緒です。
「事実」としては、選挙に行く特定の世代や業界に配慮した政治が行われているとしても、「あるべき姿」としては、選挙に行かない有権者や選挙権が無い未成年者も含めて、平等に配慮した政治が行われるべきものです。
よって、私自身は、こうした一見して耳障りのいい言葉でありながら、よくよく考えたら違和感を覚える言葉を話す政治家は、眉に唾をつけて判断するようにしています。