決済はキャッシュレスから一気にカードレス時代
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いろいろな意味・ニュアンスで使われている「決済」というキーワードが分かり易く整理されていて、金融機関(銀行)としての「決済」業務・機能の提供価値との向き合い方を改めて考えさせられます。
規制緩和(法律)とテクノロジーの進化で、決済に携わるプレイヤー、タッチポイントしての媒体(携帯やPOS、QRなど)、そして本質的な決済機能(振込、振替、カードなど)の掛け算で複数の顧客体験(CX)が生まれてきていますが、決済は安心・安全に裏付けられて初めて成立するサービスなので、利便性とリスクのバランスが最も重要なポイントです。
そのような観点からは、表層のCXはもとより、業務プロセスとしての認証や情報管理の仕組みも含めて一気通貫でビジネス体験として設計するBX(Business of eXperience)を意識した新しい「決済」の在り方を考えていかなければならないと思います。カードからカードレスに移行し得るのは、決済だけでなく、例えばIDなども同様だと思います。
2年前に訪問した北欧では、その時点で、国民IDカードもいずれ、プラスチックカードではなく、スマートフォンに搭載される”mobile-ID"に替わっていくことが展望されていました。
https://e-estonia.com/solutions/e-identity/mobile-id
決済以外の分野も、技術動向の変化を踏まえて戦略を立てる必要があるということだと思います。Mastercardはこれまで継続してきた磁気ストライプを2024年から廃止することを発表しました。プラスチックカードはそろそろ終焉の時を迎えているのかもしれません。
まずはプラスチックカードに代わりスマートフォン、その次にIoTディバイス、さらに生体認証に移っていくのではないでしょうか。
新たなテクノロジーの進展で、決済手段も変わっていきますね。