実験と学習をサービス労働にも 矢野和男氏
日本経済新聞
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"知識労働者は自ら試行錯誤し「実験と学習」を行うことが求められ、結果にも責任を負う。想定通りには成功しないかもしれないが、必ず学習はできる。学んだことを生かし、それまではできなかった次の実験を行う。これを毎日繰り返し、目的も見直しながら進むのである。"
注目のコメント
サービス労働者と知識労働者との格差が、現在の社会の不安定性をもたらしている一大原因で、有効な対策がないと、今後さらに社会を不安定に不幸にする。
どうすればよいかを考えてみました。根本に、一見効率や生産性を向上させていると思われている業務の標準化やマニュアル化が、実は今では生産性を下げる要因になっていると考えます。
企業の階層組織では、大量の中間管理職が存在しています。この中間管理職の役割は、目的に照らして、状況を考慮し、手段を柔軟に変えることです。
ところが多くの企業では、この中間管理職が、ルールや手続きを守ることによって、目的を忘れ、手段を硬直化させる人=すなわち生産性を下げる人、に成り下がっています。
この状況を変えるには、あらゆる人に、実験と学習の機会を与えることです。医療や介護や金融などの規制産業では、規制が生産性を上げることを阻む構造になっています。
この我々がつくってきた構造を見直す時期が来ました。強めにいうと破壊的な改革が必要です。