新着Pick
3Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
・・工藤会の野村被告に対する死刑判決について「死刑という量刑が妥当かどうか議論を呼ぶのは間違いない。死刑廃止論もあるだけになおさらだ」・・

歯切れが悪い記事ですね。自称リベラル系のマスコミが「死刑廃止論」が好きなのは知ってますが今回はヤクザが無辜の市民を襲った事件ですからね。「部下の起こした事件で組織トップの野村被告に死刑判決を下すのはおかしい」とはさすがにいいにくい。

とはいえ。沖タイ始めマスコミは「部下が忖度してやったことであっても組織トップの責任だ」と安倍叩きをやってたんじゃないですか。今回の事件は違うんですか?それとは逆の理路なので歯切れが悪いのでしょうか?……などという皮肉はわたしはいいませんが。

さて。死刑廃止論というものがあるのは事実です。しかしそれ以上に各種世論調査は8割以上の賛意をもって「死刑存続論」が優勢なんですよ。

そもそも刑法には「死刑」が最高法定刑として規定してある。沖タイが「憲法を守れ!」という現行憲法秩序。その大原則である「罪刑法定主義」からすれば裁判官には「法定された罪刑」に基づいて死刑判決を含む判決を下す職制上の義務がある(それ以外の刑罰を課すことができない)。刑法とは罪刑法定法であると同時に法政策学派の観点から見ると「裁判官への判決命令」を記した行政法的な規定でもあるのです。

たとえば「外患誘致罪」。外国の政府や軍隊などと通謀して日本国に対し武力を行使させる罪です。現行刑法では死刑という最高刑のみが法定罰条です。絶対的法定刑といわれる所以です。死刑以外の刑罰を宣告する権利など裁判官にはない。「裁判官への死刑判決命令」なのです。

暴力団の一般市民への攻撃を棚に上げてのこの論評は支持されないでしょう。さすがに筋悪です。もっとも人権論と一般良識(世論)とが拮抗しそうになるといつもこうなんですけどね。