コロナワクチン打ちたい人と、余ったワクチンをマッチング「VAMCS」 試験運用スタート
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何度か取り上げましたが、フランスのCovidListeの事例は滅茶苦茶に面白いので紹介させてください。
https://www.covidliste.com/
https://github.com/hostolab/covidliste
これはとあるデータサイエンティストが友人の医師やエンジニアらと立ち上げた余剰ワクチンと接種希望者をマッチングするサービスです。希望者は必要な情報とメールアドレスを登録。接種枠に空きが出来ると住所や年齢に応じたマッチングを行い数名の候補者に予約リンクを送信、最も早く応答した人に枠が割り振られるものです。私もこのサービスで接種を受けられました。
3月30日に最初のバージョンがスタートすると4月2日に最初のマッチングを達成、同時に何百人もの有志が集まりサービス開発のみならず接種施設へのコンタクトやプロジェクト管理、広報から法務まで様々なタスクが地理的に分散したボランティアによって進められました。
プロジェクト開始当初は一般接種の主力だった薬局に電話攻勢をかけ、その後行政による接種会場に主体が移ると政府の保健局と連携、システム監査を経て公的機関の接種会場からのマッチング依頼にも対応。現在は4000以上の接種を行う薬局、機関がCovidListeに参加しています。
こうした事の経緯は次のblog記事を参照。フランス語ですがGoogle翻訳等でも意味は読みとれると思います。サービス開発のみならず多くの接種施設をCovidListeに参加させるため如何にボランティアを迅速に組織して活動を進めていったのか語られていて胸が熱くなります。
https://blog.covidliste.com/la-folle-histoire-de-covidliste-158f616cb55c
https://blog.covidliste.com/comment-l%C3%A9quipe-de-covidliste-a-convaincu-4000-centres-de-vaccination-en-10-semaines-76404ed08bbc
個人的には日本だと開発力も運営能力もあるYahoo Japanなどが同様のサービスを全国に無償提供しないかなと期待していました。マッチング故に数が勝負だと思うので。つい先日まで1回目の予約も出来ていなかったので、まだまだニーズはあると思いますが、転送のサポートも手配されてるのでしょうか。
輸送は結構大変で、接種率が高い市区町村はその点をしっかりケアしていたという話しも聞きました。
