H2Aロケット 種子島に搬入 日本版GPS衛星後継機載せ打ち上げへ
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海外でGPSを使うと、最初の自己位置を把握するまでにものすごく時間がかかることがあります。また、精度もそれなりです。
それに比べて日本だと体感的にはGPSをONにしたその直後に自己位置を把握でき、精度も極めて高いことが多いです。みちびきやこの衛星などのお陰。非常に素晴らしいと思います。
ちなみに、一旦自己位置を推定できたら、そこからの差分の計算は早くできます。
身近の工学系の人と話していても「端末からも何か電波を発しているのでしょう?」という人が多くてびっくりすることがありますが、GPS衛星から発せられる信号を受信するだけで自己位置を計算しています。三角測量の原理と同じです。自分の位置(x, y, z)とついでに正確な時刻tもわからないので4つ以上の連立方程式がたてられれば計算できます。なので衛星は最低4つ見えてないといけないのです。そして、だからこそGPS腕時計は世界のどこにいても正確な時刻を知ることができます。
さらには、衛星は高速で地球の周りを回っているので自己位置の計算には相対性理論で補正してあげないといけなくなります。難しすぎて我々の生活に関係なさそうな相対性理論ですが、実は毎日恩恵を受けているという好例。
グローバル・ポジショニング・システム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
理解するための GPS測位計算プログラム入門 - 電子航法研究所
https://www.enri.go.jp/~fks442/K_MUSEN/3rd/3rd070305.pdf