ワクチン接種証明、活用伸び悩み 23カ国・地域、米中対象外―水際対策ネックに
コメント
注目のコメント
接種証明書の相互受入に関して、例えば英国ではNHSのアプリで接種証明書のQRコードを表示出来ますが、このコードは英国の独自規格のためそのままでは英国外では使えません。
ところがフランス政府のコロナ対策アプリTousAntiCovidがちょっと面白い機能を実装しています。フランスで発行されたEU規格の接種証明書の他に、NHSのアプリで表示された英国規格のQRコードを取り込むことが出来るのです。
取り込まれた英国規格の証明書はEU規格のそれに変換されるためフランス国内はもちろんEU全域で使えるようになります。
英国からの旅行者は事前にTousAntiCovidをスマホにインストールしてNHSアプリのQRコードを取り込むことでEUどこでも自由に渡航出来るわけです。
言うなればワクチン接種証明書の法定翻訳、のデジタル版です。技術的には電子的に読みとって検証可能なデジタル接種証明書であれば、この例のように例えばフランスがその内容をEU規格に変換した証明書を再発行する事は可能なのです。
この渡航先の国の証明書に電子的に変換するアプローチ、国境の検疫のみならず訪問先の国の様々な場所で接種証明の提示が求められる現状ではトラブルも減らせるはずで案外理にかなった方法かもしれません。
この枠組み、個人情報の扱いなど難しい点もありますが、協議次第では英国以外にも適用可能だと思います。でも日本はダメです。日本の接種証明書は「電子的に読みとって」「検証可能」ではないからです。電子的な読み取りにはQRコード等、証明書が偽造されていないことの検証には一般的には電子署名が使われます。特に後者が無いのは痛いです。どの国で使えるか?などは、こちらです
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/certificationlist.html
強いて言えば、やはり、ソウルかな…独自規格ではなく、
世界共通規格として作成し、
規格として無償開放すれば
多くの国が採用出来ます。
EUと英国の様に相互システムで
読取変換可能にしておくことも、
大切かと思います。
日本政府が念頭に置いている
とされている「電子化」が
どうなるのか気になりますね。