【マクドナルドの本気】環境保全は“ビジネスのおまけ”を超える
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「マックでおもちゃリサイクル通年実施」に至る、日本マクドナルドの信念と、リサイクラとの連携によるプロジェクトの構想・設計プロセスに注目したい記事。さらに、これからの事業者とリサイクラの連携のあり方について考えるきっかけとなる記事だと思います。
リサイクルプロジェクトを設計するためには、リサイクルのための個々の最適解(本プロジェクトでいうと、リサイクルするモノの状態と、リサイクル後に得られる強度や耐久性をすり合わせ、何にリサイクルするか、どれくらいの配合量とするか等を見極めること)が必要で、リサイクラの協力が求められる分野です。
現時点でメーカや小売業者と全国規模でタイアップを行うリサイクラは限られており、様々な実証試験のプレイヤーとして同じような業者名が何度も見られます。
日本マクドナルドだけでなく日用品業界やアパレル業界と様々なタイアップを行い、古着由来の燃料でデロリアンを走らせた日本環境設計や、容器のリサイクルやリユースプロジェクトを多く仕掛けているテラサイクルは、代表選手であるという認識です。
彼らを手本にして、これからのリサイクラは「ただの廃棄物の処理委託先」から脱却する必要があり、事業者連携によるリサイクルプロジェクトを成功に導くための技術力だけでなく、企画力や設計力、ネットワーク力が求められるでしょう。また、メーカや小売業者等も、このようなリサイクラを味方につける能力や情報収集力が必要となるのでしょう。マクドナルドの店頭にある「赤い箱」ご存じですか?
ハッピーセットのおまけを回収して、店舗で使うトレイに生まれ変わらせる「おもちゃリサイクル」という取り組みです。
たしかに子どもの頃におもちゃがどんどん増えてたな〜と思い出し、パパママにとってはすっごく助かるアイデアだな、と。
循環の仕組みを支えたのは、3つの要素。「環境」と「ビジネス」、ここに「FUN」が入るのが、とてもマクドナルドというブランドらしいですね。
私も最近、プラごみ削減に気を遣うようになってきたので、こういった取り組みはすごく応援したくなりますし、できるだけ生活のななかでも、そういう企業を選びたいなと思います。
企業も生活者も、できることから一歩ずつ…!
ちなみに、取り組みのパートナーである日本環境設計さんは、古着を燃料にして『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンを走らせた、すごい技術を持つ企業さんです。このおもちゃリサイクルの制度は子育て世帯としてとても助かっています。ポストに入れる楽しさとCMの影響もあって子どもがおもちゃとポジティブにお別れしてくれるので、部屋の断捨離をしやすい。お店にもリサイクルされてできた緑色のトレイが増えてきたので、「これはリサイクルされたものだよね」と子どもがしみじみと手に取っています。
今までは期間限定だったので、期間内に慌ててリサイクルボックスに入れに行っていましたが、期間に追い立てられずに持っていけそうでありがたいです。