ディズニー、米テーマパークに有料の優先搭乗サービス導入へ
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顧客ニーズがあるものには有料で課金するのは普通の流れかなと思います。時間を買うことになりますが、多くのサービスに「割り増し料金で特急対応」などがあるのと同様ですね。
こちらは、米国のディズニーワールドでのお話です。国内では、USJや、最近リニューアルオープンした西武園ゆうえんちも、この方式ですね。
では、日本のディズニーリゾートは導入するのか？ですが、オリエンタルランド社にとって、最も収益性のある商品は、ディズニーオフィシャルホテル（ミラコスタや、アンバサダーホテルなど）での宿泊パッケージ商品である「バケーションパッケージ」です。
そして、このバケーションパッケージは、少しだけ早く入園できる権利や、どのアトラクションにも使えるファストパスチケットが複数枚ついているようなパッケージになっており、その価値を高めています。
現状「バケーションパッケージ」の単価はとても高く収益性が高いため、日本のディズニーリゾートでは、ファストパスをお金で買える、という戦略には出ないかもしれません。15ドル、20ドルで優先レーンに入れるなら多くの人は買いたいでしょうね
一方で発行できる数には限りがあるので争奪戦になりそう
この手の「需要があるものにはきちんと課金する」というのは、需要側としても供給側としても極めて「合理的」なんだけど、「金持ち優遇」「夢の国なのにえげつない」「拝金主義」というイメージダウンがない範囲で如何にコントロールできるかが腕の見せ所で、だからこその抑えめの値段設定なんでしょうね町の美容院も…導入ブームの「価格変動制」が抱える重要課題
https://newspicks.com/news/3693578
でもコメントしましたが、海外、特に米国だと多くの観光地ですでに導入されている仕組みです。確か、トルコの観光地でも同じようなシステムがあった気がします。
お金を払った人を優先するというのは平等の概念が強い日本では受け入れ難いのかもしれませんが、逆に時間は非常に貴重な資産という考えにたてば、それを「待つ」ために使ってコストを抑えるのか、対価を払って「時間を節約」するのか選べるのは面白い取り組みだと思います。同じ場所に行くのにバスで行くのか、タクシーで行くのかを自分で決めるようなもの。
日本でもUSJはエクスプレスパスという名前で似たような取り組みをされています。
