米エヌビディア、アーム買収協議が長期化 業績見通しは予想上回る
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ロイター通信は投資家視点での記事。アームとの買収がマイナスに働き同社株は時間外取引で一時下落しましたが、幹部がアナリストとの電話会見でゲーム機向け半導体の販売価格上昇を予想したことから上昇に転じたそう
NVIDIAのリリースはこちらです。
https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-announces-financial-results-for-second-quarter-fiscal-2022Armの中立性に関しては最初から疑問を持っていました。Armはどの半導体メーカーに対しても中立的な立場でライセンスできました。しかし、Nvidiaの傘下に入ると、例えばQualcommはNvidiaの競争相手ではありませんが、これまでのようにArmに対して独自仕様を要求できなくなります。日本の任天堂でさえもこれまでのようにArmのCPUコアとImagination TechnologyのGPUコアを組み合わせてグラフィックスのきれいなモバイルゲーム用プロセッサを作りにくくなります。NvidiaはGPUメーカーだからです。
10年前にもAppleがArmを買うという噂がシリコンバレーで出ましたが、ArmのCEOが一喝、完全否定して噂は吹っ飛びました。しかし、今のArmはソフトバンクの100%子会社であり、勝手なことは言えない立場にあります。
ソフトバンクグループは、WeWorkというレンタルオフィスのスタートアップに莫大な投資をしましたが、金遣いの荒いWeWorkのトップによってソフトバンクが大赤字になってしまいました。そのためにIoTやデータセンターのビジネスでせっかく稼げると思って買ったArmを手放さざるを得なくなりました。もはや孫正義氏はハゲタカファンドになってしまったようです。