【詳細 菅首相会見 】医療提供体制の確保が宣言解除の前提
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
会見全体を通じて、とても疲れている印象です。
用意された問答集に目を落として丁寧に読み、語尾は記者の方に向くとことが多かった。外交政策でアフガニスタンを問われた時は、前日のぶら下がりコメント同様、視線の置き方などから少し自信なさげな印象を受けました。
そうした中、自分の言葉で答えたていたと思えたのが、解散・総選挙、自民党総裁選に関する質問でした。解散について「選択肢は少ない」「感染防止対策を優先」ということからも、総選挙はかなり後ろになるのではないかと感じました。総理は「任期満了までに選挙」に、こだわっていたとも聞きましたが、今の感染状況では任期満了をまたぐ選挙になる可能性もあります。
その場合、9月30日が任期の自民党総裁選を先にやるのかどうか。まずは26日の自民党総裁選告示・投票日の設定、そのタイミングでの感染状況が関連してきます。宣言解除「前提は医療提供体制の確保」では、果てしない道のりが想定されそうな気もします。現場の医療従事者の方も、燃え尽きを通り越してしまうのではないでしょうか。
要するにシステムの問題は、行政であり業界の問題であるため、そこを政治決断で変える必要があるわけです。それが十分に出来ないまま、一年半が過ぎ去りました。
挙句、感染症の専門家会が私権制限を提案する始末です。世界的に共存を模索する中で、何故に私権を制限したがるのか、理解に苦しみます。そこではないはずです。半導体不足と同じ状況で、半導体メーカーは、一時的な不足のために設備増産する気は全くなく、不足している状況の方が逆に高値で売れるという構造。
病院も同じでしょうね。医療全体のバランスと人員配置からすると現状が最適と思っているはずです。ピークに対応するとコストがかかりすぎる。
結果、医療提供体制は進まず、自然減を待つということになるでしょうね。