【決算解説】ドンキは「32期連続成長」でも喜べない
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結果的に本丸のドンキ型店舗の売上が減少する一方で、GMS型やユニーなどの食品SM、海外事業など多角化した小売形態がその分売上を牽引。一見多角化戦略がうまくっているように見えますが、こうした多角化する中で(普通のGMSになるのではなく)ドンキらしさをどう両立していくのか、経営として難しいハドリングが求められていそうです。
注目のコメント
ドンキを展開するPPIHは32期連続で増収増益を達成しました。が、吉田社長は、「苦戦している」と発言されました。
他の小売業が調子が悪い時でも成長を続けてきたドンキですが、ここにきて既存店舗の売り上げが前年を超えなくなってしまったためです。
リアル店舗に行く楽しさを提供してきたドンキ。圧縮陳列と呼ばれている棚づくりで狭い迷路のような店内は楽しい場所でした。駅前で、夜でも店が開いているので、急ぎ買う必要があるものがあったりすると助かるお店でした。インバウンドのお客さんも多かったです。
彼らの店舗の良さが、外に出られない、電車に乗らない、20時以降は街のあかりが消え、インバウンドは消失するというコロナ下で封じられています。
オンラインショッピングとの相性が悪いディスカウント業のドンキですが、対応が求められる中、自宅まで配送するECまではしないものの、店舗受け取りのECまでは、やっていくとのことです。今期再び祖業を成長軌道に戻していく光明を見出されていくのか、注目したいです。リアル店舗かつ不要不急の商材も多い中で、主力のディスカウント業態が苦戦しているのはまあそうかな、という気がしますが一番気になっていたユニー店舗の改装について記事には詳細がなかったのでIR資料見に行きましたが、11店舗の改装で、平均して売上、客数ともに120%とのことで、やはり集客力は大きく底上げされるんだとドンキパワーを改めて実感