【提言】東京パラリンピックが日本にもたらすべき「転換」
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注目のコメント
この記事は掲載された当時に読んだ記憶があり、良いタイミングでの再掲に感謝します。
私も当時に以下のコメントをさせて頂きました。
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ロンドンやリオに比べて東京のプロモーションがどれほどなのかの客観比較は私にはできませんが、力が入っていることは確かで、パラスポーツ界の中にいるとその盛り上がりは凄まじいものがあります。
一方で、地元の大学等で講演を行うと、まだまだ初歩の初歩(障害の程度によってクラス分けをしますよ等)すら浸透していないということも感じます。関東とそれ以外の地域でも温度差があるのかもしれませんが、プロモーションがどれほど効果を発揮しているかはわからない部分も正直あります。
選手側としても、パラリンピックにはオリンピックにない価値があるのでそこを推すべきと捉える人もいる一方、やはり選手としてのプライドから、オリンピックと同じように純粋なスポーツの祭典として見てもらいたいと考える方もいます。 結論としては両方大事だと思うのですが、仮に後者の考えに立つと、今回のプロモーション自体が過剰だと感じる選手もいたりして、いろいろ複雑だなあと。
最も大きな関心は、「2020年以降に社会がどうなるのか」ということです。ロンドンでは、逆に障害者がみんな凄い人というイメージが出来てしまい苦労したという話もあるようですが、良くも悪くも日本に「転換」をもたらすのか、それとも一過性のブームで終わってしまうのか。。
選手として日々のトレーニングに打ち込みながらも、それぞれが出来ることを考えて行く必要がありますね。東京パラリンピックの開会式がいよいよ明日に迫りました。NewsPicksでは東京パラリンピックに関連する過去の記事を競技日程に合わせて再掲します。
第一弾は国際パラリンピック委員会(IPC)のクレイグ・スペンスのインタビュー記事です。スペンス氏は、2011年にIPCに参画し、現在は最高マーケティング広報責任者を務めています。
その広報責任者が東京パラリンピックをどう見ているのか。過去のリオやロンドン大会とはどのように異なるのかこの記事を読めば分かります。引き続き様々な制限がある中での開催ですが、この13日間東京パラリンピックにも注目したいです。障害という言葉は、五体満足や健常者と相対的に比較をした時の前提があると思います。競技はもちろん、人生においても自分自身と向き合って前に進むことだと考えると、先の前提による相対比較に意味はなくて、絶対的な自分との闘いを成し遂げてきた方々の試合を観ることができる、と考えられると良いのだと感じます。