バイアコムCBS、マンハッタンのオフィスビル売却へ-約830億円
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電通の自社ビル売却を想起します。ポストコロナの世界を考えるうえで、いろいろと示唆的です。すでにコロナ禍が始まる以前から、「金融はデータ。マンハッタンの高級不動産も何万人もの従業員もいらない」と言われ、コロナ禍以降はゴールドマンサックスをはじめ一部業務をニューヨーク外へ移す動きが起きています。ニューヨークは住む人も減り始め、1980年以来40年ぶりに2年連続の減少になっていると伝えられています。そうなるとメディアも、というよりメディアこそニューヨークにいる意味が少なくなります。スマホで発信できる時代、輪転機や放送設備の必要性も薄れます。オンラインで取材もできます。だからと言って、すべての業態が一気に変わるかどうかは見えません。地政学がいつの時代も大切なように「場所の価値」はこれからもあり続けるでしょう。どういう形でカスタマイズされていくのか、本当に興味深い時代になりました。