週刊文春、中づり広告を終了へ 「一つの文化だった」
コメント
選択しているユーザー
デジタル看板(サイネージ)やQRコードを軸としたLINEビジネスconnect、位置情報や個人の趣味興味情報を利用したO2Oアプリと言う市場は99年頃から徐々にi-modeからスマホに代わり、マスターゲットから個人に変化していきました。
広告手法もいまでも変わらずゲリラマーケティングやインフルエンサーによる口コミが軸にはなりますが、そもそも現場では、Word、イラストレーター、会社専用のDTPオペのデータをデジタル処理しており、紙の役割は終わるのではなく、変革が起きていると感じてます。
例えば、文字データや写真がAIや機械学習により、音声や動画となり構造化データとして活用され、文字は多言語化され日本以外の海外メディアへ代用でき、様々なデータ活用がこれから出版各社で始まると思います。
注目のコメント
こうやって出版業界のネタを取り上げてもらえるのはありがたいですね。中吊りはもう多くの雑誌が数年前から取りやめています。プレジデント誌も数年前に中吊りをやめています。いまも中吊りに似たビジュアルをみることがあるかもしれませんが、その多くは新聞広告用です。
中吊りをやめた雑誌群のうち、週刊誌で動きがはやかったのは「週刊現代」(講談社)だったかと。週刊現代は、中吊りをいち早くやめた後、2020年には「月3回」に刊行ペースを落としています。つまり「週刊」ではなく「月3回刊現代」なのですが、週刊誌というブランドはそのまま使うというしたたかな戦略です。価格の引き上げもはやかったですね。かつては420円でしたが、2017年ごろからジワジワと値上げが進み、いまは520円です。
中吊りは限られたスペースにどれだけ言葉を載せるか、という編集技術の粋でした。たとえば、よくみると「字詰め」が細かく調整されていることにお気づきになるかと思います。カギ括弧が前後の文字にめり込んでいるんですね。これは「2バイトで1文字」のデジタルフォントでは実現不可能です。デジタル化でそうした編集技術がひっそりと失われつつあるのはさみしい気がします。
追記:堀江さんに言及いただいてますね。光栄です。スマホの文字組みではプアな表現になってしまうことを書きたかったのでした。「画像」なら何でもできるのですが、レスポンシブやリキッドというデザインでも、そこまで対応してくれないので。うちのサイトでは小さな抵抗として、見出しに半角のカギ括弧を使っていたりします。。14年前、デジタルサイネージコンソーシアムを結成したころ、中吊り広告をデジタルにすることを目標に掲げましたが、今もしっかり残ってます。それだけ強い日本特有の文化なんですよね。でも、そろそろ。