女性登用に対する企業の意識調査(2021年)
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注目のコメント
これは、なかなかがっかりさせられる調査結果…
現状がどうだ、ということではなく
「女性管理職・役員割合の変化について 今後見込んでいる割合」
◆管理職:増加する(22.6%)変わらない(58.9%)
◆役員:増加する(7.9%)変わらない(72.6%)
…なぜ?
変わらない、じゃなくて、「変える気がない」から、この数字なのでは…?と思ってしまいました。
調査の回答者はどの層だったんだろうか…マネジメント層じゃないことを期待。
ちなみに
「自社において女性登用を進めているか尋ねたところ、進めていない、と回答した企業は38.0%」
(「女性登用を進めている」は、「社内人材の登用を進めている」と「社外からの登用を進めている」のいずれかを回答した割合)
もちろん企業規模や業種によって事情は色々あるでしょうが、「出来ている/出来ていない」ではなく、「進めている/進めていない」への回答だからなぁ…女性管理職の割合は平均8.9%、女性役員の割合は平均11.8%、女性管理職の割合が増えると見込んでいる企業は22.6%…など厳しい結果ではあります。が、少なくとも上場企業に関してはコーポレートガバナンス・コード改訂の影響から意識が大きく変わってきているのは確か。今年の改訂でも「 企業の中核人材における多様性の確保」の観点から以下内容が加わっていますので、今後さらなる変化変容につながることを期待します。
■管理職における多様性の確保(女性・外国人・中途採用者の登用)についての考え方と測定可能な自主目標の設定
■多様性の確保に向けた人材育成方針・社内環境整備方針をその実施状況とあわせて公表大企業と中小企業とで認識に差があるとのことですが、社会の前提が変わりつつあることに対して危機感の欠片もない結果です。
労働市場や消費市場価値から選ばれなくなることは時間の問題です。