《元メルカリCIOが動いた》「IT音痴がやばかった」北海道大型スーパー デジタル改革はなぜ進んだか?
コメント
注目のコメント
北海道全域をカバーするスーパーで、ITを活用していくお話。
外部の知見を借りつつ、企業の価値観に合致したIT人材をしっかり採用していき、目的のあるデジタル化が推進されていることがわかります。
日本の地方からデジタル改革の成功事例がどんどん出てくると良いですよね。数百万~数千万の事業稟議は喧々諤々議論するのですが、数億~数十億のシステム予算はあっさり通ったりするのは良くある話。経営がシステムの構造を理解しようとすることが大切です。
北海道の大型スーパー、コープさっぽろでのIT改革の事例記事ですが、アナログ中心な企業の典型的なITに関する悪循環が表現されているように思います。
①発注側にITリテラシーが無い、②それをいいことにベンダーが不必要な過剰スペックを高いお金で売る、③費用対効果が見合わず、現場で毛嫌いされる、④ますますITやデジタルから離れるようになり「自分ごと」でなくなる。
その中で、記事中紹介されていた以下の言葉は本当に重要だと思います。本質的にDXが進まないとかITリテラシーが低いことが問題ではなく、現場や事業の本質的な課題に対する理解を深めないようとしないことで表面的な解決しかできていないことが問題だと思います。
記事中に紹介されている通り、本来はエンジニアも自分たちが関わったシステムがちゃんと使われているか・どうすればより良く出来るかに一番興味があるはずで、そこを切り分けてしまうのではなく、同じベクトルを向けてユーザー部門とIT部門を一体化できるマネジメントの力が改めて重要だと感じました。
~~~以下、抜粋~~~~
「事業に情熱があって、事業をどうにかしたいからシステムをなんとかする」、対馬は一貫してこの順序にこだわる。その真意は、事業部門とシステム部門の間にあった受発注の関係を崩し、システム部門が現場で使えるかをシビアに判断できるよう、部門間のヒエラルキーを変化させることにある。